菜々緒&鈴木伸之、初の忍者役 フジテレビ木曜劇場「忍者に結婚は難しい」で“二面性夫婦”に
2022年11月15日 05:00
菜々緒が、フジテレビの木曜劇場(2023年1月期)「忍者に結婚は難しい」に主演することが決定した。フジテレビのゴールデン・プライム帯ドラマでは初主演となり、本作では鈴木伸之と共演。「忍者×夫婦ラブコメディー」といった異色の物語が展開する。
原作は「ルパンの娘」シリーズなどのユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作。主人公である夫婦が現代に生き永らえる“忍者の末裔(まつえい)”というコミカルな設定となっている。戦国時代に活躍していた暗躍のスペシャリスト“忍者”。忍者は、主君に仕え、独自の忍術を駆使して、さまざまな戦いを人知れず支えてきた影の集団である。その数ある隠密組織の中でも、絶対に相いれない敵対関係にあったとされる「伊賀」と「甲賀」(諸説あり)。歴史に影を潜めて暗躍していた因縁の忍者の末裔(まつえい)たちは現代においても、その特殊任務を遂行し続けていた。
妻は「超実力主義」の甲賀忍者、夫は「超保守主義」な伊賀忍者。現在でも、敵対しライバル忍者の末裔でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。すれ違う感情、かみ合わない会話から、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。離婚の危機に直面した夫婦のところへ、それぞれに“特殊任務”が舞い込む。互いの任務でニアミスする2人は、やがて互いの正体を疑いはじめる。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件。2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件へと発展していく。
菜々緒が演じるのは、草刈蛍。普段はごく普通の薬局で働く薬剤師。しかし、実はその日常の姿とは裏腹に、古来より伝統の続く甲賀忍者の末裔という役どころ。一方、鈴木は夫・草刈悟郎役。郵便局で配達員として勤務する一般男性だが、裏の姿は、伊賀忍者の末裔だ。秘密を抱えた夫婦関係を軸としたラブコメディーに忍者サスペンス要素が加わったストーリーが展開。劇中では、忍者ファンたちが集うグッズ満載の「忍者居酒屋」や「忍者ダンス」の配信、さらに隠密任務作戦においては、偵察用の「ドローン」が使われるなど、現代要素が多く盛り込まれた愉快な演出で盛り上げていく。
木曜劇場「忍者に結婚は難しい」は、松田裕子(「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」「レンアイ漫画家」など)が脚本、土方政人(「知ってるワイフ」「謎解きはディナーのあとで」)が演出を担当。23年1月から、毎週木曜22時~22時54分に放送。
コメントは以下の通り。
――本作のオファーを受けたときの感想を教えて下さい。
――初の“忍者役”について
「映像化されたら面白そうだな、と執筆中から漠然と考えていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思ってもいませんでした。常に忍ぶのが忍者という存在です。ただし、このドラマに関しては大いに目立ち、世の中を沸かせてほしいものです」
「映画『Mr.&Mrs.スミス』が好きでいつかこんな作品を作りたいと思っておりましたが、舞台が日本であることとスパイという設定が難しく実現出来ずにいました。そんな時に横関先生の作品に出会い、これこそ私が描きたい作品だと感銘を受けました。伊賀忍者と甲賀忍者は敵対する組織です。結婚して3年目を迎える夫婦は、お互い忍者という秘密を持っているが故に理解しあえずすれ違い、冷めきった状態ですが、ある事件をきっかけに互いを見つめ直していくことに。二人ははたして最強の忍者夫婦になれるのか?!その瞬間をワクワクしながら楽しんでいただきたいです。甲賀忍者の妻役・菜々緒さんは凛としていて、女性らしさの中に芯の強さを感じる蛍そのものです。抜群のスタイルから繰り出されるアクションは見どころとなるでしょう。伊賀忍者の夫・悟郎は、ドジで頼りないけど憎めない男。屈強な肉体を持ちながらもベビーフェイスという最強のギャップを持つ鈴木伸之さんに演じていただくことで、魅力満載のキャラクターになります。夫婦ケンカの話だったのに実は日本を守っているという、一見結びつかないことが密接に繋がっているおもしろさを楽しんでいただきたいと思います。毎回、スペシャルなゲストも出演する予定ですので、そちらも注目してください」
「忍者ラブコメディーと聞くと、“???”となる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは夫婦の、そして関係性の物語です。昨年、『知ってるワイフ』という作品でも向き合ったテーマにまた違った形で取り組みたいと思っていたタイミングで、横関先生の原作と出会いました。圧倒的にキャッチーなエンタメ感の中に“今”の夫婦の姿が描かれていると感じ、高木さんとともに即、映像化の手をあげさせていただきました。脚本家の松田裕子さんの筆もノリに乗り、共感とワクワクが同居した最高の脚本が出来上がっています。菜々緒さんと鈴木伸之さんという、これ以上ないハマリ役のお二人を迎え、新年のスタートにふさわしいエンターテイメントをお届けします!」
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