娘が若年性乳がんに 吉田美月喜&常盤貴子が演じる母子の物語「あつい胸さわぎ」予告編
2022年10月4日 08:00
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母と娘の視点から乳がんをテーマに描いた、演劇ユニットiakuの横山拓也氏による傑作舞台を、吉田美月喜と常盤貴子の主演で映画化した「あつい胸さわぎ」の予告編が公開された。また、今年の東京国際映画祭NipponCinemaNow部門への出品も発表された。
監督は上海国際映画祭でアジア新人賞を受賞したまつむらしんご、脚本を「凶悪」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した高橋泉(高ははしごだか)が手掛ける。主人公の千夏に吉田、同じく主演で母の昭子役を常盤が演じる。共演に奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美ら。
物語は、灯台のある港町の古い一軒家に住む母娘の日常から始まる。母の昭子と二人、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた武藤千夏は念願の芸大に合格し、とても忙しい毎日を送る事となった。千夏は大学から出された創作小説の課題「初恋の思い出」で頭を悩ませていた。千夏にとって初恋とは幼なじみの光輝の事だ。しかし中学生の頃、光輝から言われた一言が奇妙な“しこり“となり今でも彼女の胸に突き刺さっている。ある日、昭子は千夏の部屋で一通のお知らせを見つけた。それは娘が受けた乳がん検診の“再検査”の知らせだった。
予告では、揺れる娘と母の気持ちをエモーショナルに切り取っている。そして、Hana Hopeが本作のために書き下ろした主題歌「それでも明日は」が、物語に浸透するような歌声で響き渡る。
2023年1月27日新宿武蔵野館、イオンシネマほか全国公開。
オーディション前に台本を読ませていただいた時、この作品の優しい空気と千夏の大きな葛藤を同時に強く感じ、なんとも言えない気持ちになりました。「あつい胸さわぎ:が初の長編映画主演だったので、クランクインから撮影が終わるまで役に対して悩むこともあったのですが、まつむら監督、常盤貴子さんを初め、キャスト、スタッフの皆様に沢山支えていただき、現場では千夏にただひたすら真っ直ぐ向き合うことができました。
スタッフ、キャストの皆さんがとても大らかで、和やかな日々でした。日本のアマルフィといわれる和歌山県「雑賀崎」での撮影では特に、地元の方々と立ち話をしたり、漁港でとれたてのお魚を買って帰ったり。「雑賀崎住人の昭子」になれたようでした。映画が完成したら、またひょっこり訪ねてみたい…その時は宜しくお願いします!!
この映画は作品を通して、僕にたくさんのことを教えてくれた作品です。僕はこの作品で光輝という役を、一年前の夏に演じることができて、そして、まつむら監督やキャストの皆さんと出会えて、本当に良かったなと今でも思っています。撮影現場はとても明るくて、当時の僕にはとても眩しかったです。この作品には見た人を惹きつける力があると思います。僕にはそれがまだ言葉でどうお伝えして良いか分からないので、もう一度見てみようと思います。皆さんも、この作品をみて何か感じてくれると嬉しいです。
撮影中ずっと思っていたことがあります。まつむら監督の映画を撮りたい作りたいという熱い思いに感動しっぱなしでした。登場人物みんながそれぞれ人間らしく、思いやりがあり、色々抱えていても前向きな生き方をしています。ひたすらにちなっちゃん!ちなっちゃん!ちなっちゃん!って心で叫んでいました。完成した映画には優しさが詰まっています。皆様に見ていただける日を楽しみにしています。
心の成長期は幾つになっても終わりはありません。そんな事を感じさせられた作品でした。また何度も監督の笑顔に助けられた現場でした。まつむら監督ありがとうございます!そしてコロナ禍の中、協力して下さった方々に心より感謝いたします。素晴らしい映画が完成しました。是非、劇場でご覧下さい!」
短い期間の出演でしたが、とても恵まれた撮影だったと思います。監督の温かい雰囲気が現場を包んでいました。少女が少しづつ今を受け入れていく中で、ター坊という大事な人になれて幸せでした。
作家の純度が高い映画を作るために、どうしても自らがプロデューサーと俳優というかたちで挑戦したかった。上手に生きれない私たちが、誰かが誰かを想うっていいなと思えるような優しい映画をとてもていねいに作りました。ぜひ劇場でその優しさに包まれに来てください。
(C)映画「あつい胸さわぎ」製作委員会
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