新「ファイナル・デスティネーション」監督選定で“死の連鎖プレゼン” 「FREAKS」コンビが抜てき
2022年10月3日 22:00
米ニューライン・シネマが製作、配給する「ファイナル・デスティネーション」シリーズ最新作に、「FREAKS フリークス 能力者たち」(2018)のザック・リポフスキー&アダム・B・スタイン監督コンビが抜てきされた。
「ファイナル・デスティネーション」(2000)は飛行機事故を予知して回避した若者たちが、避けられない死の運命にさらされていくホラーサスペンスで、スマッシュヒットを記録。シリーズ化されて第5弾「ファイナル・デッドブリッジ」(11)まで製作された。
新作「ファイナル・デスティネーション6(仮題)」は、シリーズを手がけてきたクレイグ・ペリー、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ、「アトランタ」のダイアン・マガニグルが共同プロデュース。ワッツの原案をもとに、「レディ・オア・ノット」「スクリーム」のガイ・ビューシックとロリ・エバンス・テイラーが脚本を執筆している。プロットの詳細は不明だが、危険を予知して免れてもなお死に追いかけられるという基本設定は変わらないようだ。
米ハリウッド・レポーターによれば、新監督の選定は約1年に及び、200人の候補の中からリポフスキー&スタイン監督が選ばれた。2人がニューラインの重役やプロデューサーにZoomで最終プレゼンテーションを行った際、こんな事態が起こっている。プレゼンの最後に彼らの背後にある暖炉から火災が発生。すぐさま消火するも、今度は天井の換気扇が壊れて吹き飛び、彼らのうち1人の首を切断。これは、あらかじめ撮影した映像と視覚効果を組み合わせた臨場感あるアクシデント演出だった。本作にかける2人の熱意に、初めはショックを受けていた重役、プロデューサーたちは大爆笑したそうだ。
「ファイナル・デスティネーション」は、「死霊館」ユニバース、「IT イット」シリーズに次ぐニューラインのヒットホラーシリーズとなっている。リポフスキー&スタイン監督は長編デビュー作「FREAKS フリークス 能力者たち」(エミール・ハーシュ、ブルース・ダーン主演)がトロント国際映画祭で注目を集め、Netflixトップ10ランキングで1位に輝いた。
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