スピルバーグ、デル・トロ、バーホーベンらがひれ伏す“特殊効果の神” フィル・ティペット監督作「マッドゴッド」公開
2022年10月2日 14:00
「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズなど傑作を手掛け、アカデミー賞を2度受賞している“特殊効果の神”フィル・ティペットの監督作「マッドゴッド」が、12月2日から公開される。
ティペットは、「人生にはフィル・ティペットが必要だ」(スティーブン・スピルバーグ)、「巨匠であり、師であり、神だ」(ギレルモ・デル・トロ)、「彼以上のマスターはいない」(ポール・バーホーベン)と、ハリウッドの錚々たる大物監督たちから尊敬されるハリウッドの歴史の一端を担う人物だ。
本作は制作期間30年、CG技術の進歩に追い込まれた巨匠が挑んだストップモーションアニメで、地獄のディストピアを巡る物語が展開するダークファンタジー。人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃。地獄の向こう側の狂気が描かれる。
約30年前、ティペットは「ロボコップ2」(1990)の撮影後に本作「マッドゴッド」のアイデアを閃き、地道に製作を続けていた。だが、「ジュラシック・パーク」(93)で時代が転換点を迎え、ティペットの代名詞である手作りの視覚効果から、業界が本格的にCG映像へと移行し、プロジェクトは中断された。
それから20年後。ティペット・スタジオの若きクリエイターたちが倉庫を掃除しているときに奇跡的に当時のセットを発見し、彼らの熱望により企画が再始動。ティペットは新世代のアーティストや職人に教え、愛情込めた作品を蘇らせた。さらに、クラウドファンディングで世界中のファンからの応援も集まり、2021年シッチェス映画祭で上映。「世紀の傑作」(IndieWire)、「こんな映画はかつてなかった」(LA Times)、「映画美術界へのねじ曲がった賛辞」(Film Threat)と絶賛された。
「天国よりも地獄に惹かれる」と語る天才ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのない暗黒世界。孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、うごめく不気味なクリーチャーたちのあいだを巡っていく。また、「レポマン」や「シド・アンド・ナンシー」で知られる映画監督のアレックス・コックスが、人類最後の男「ラストマン」に扮して出演している。
12月2日から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
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