マッドゴッド

劇場公開日:

マッドゴッド

解説

「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」など誰もが知る名作SFで特殊効果を手がけてきたフィル・ティペットが監督を務めたダークファンタジー。地獄と化した世界をめぐる物語を、ストップモーションアニメで描いた。

荒廃した未来世界。地下世界に潜り込んだ孤高の暗殺者が、老朽化した地下壕やそこにうごめく不気味なクリーチャーのあいだをくぐり抜け、やがて化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。

もともとはティペットが「ロボコップ2」(90)の撮影後にアイデアを思いつき製作を開始したものの、「ジュラシック・パーク」(93)をきっかけに映画業界が手作りの特殊効果からCG映像へと大きく転換したことで、プロジェクトは中断。それから20年を経た後に、ティペット・スタジオの若手クリエイターたちが当時のパペットやセットを発見し、製作が再始動。製作開始から約30年を経た2021年に完成した。「レポマン」「シド・アンド・ナンシー」で知られる映画監督のアレックス・コックスが、人類最後の男(ラストマン)として実写で登場。

2021年製作/84分/PG12/アメリカ
原題:Mad God
配給:ロングライド
劇場公開日:2022年12月2日

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映画レビュー

4.0ストップモーション・マスターの内なる狂気をめぐる“2021年地獄の旅”

2022年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

知的

寝られる

パペットを扱うストップモーションアニメの伝説的なクリエイターの姓がティペット(Tippett)だなんて何やら運命的なものを感じるが、中世英国から割とある苗字らしく、ショールのように首や肩にかける細長い布(tippet)に由来するとか。

さて本作の監督、フィル・ティペットは「スター・ウォーズ」や「ロボコップ」などのSF大作で特殊効果を手がけた名匠だが、自ら双極性障害(そう鬱質)を認めており、「ジュラシック・パーク」に参加した際にはCGの恐竜を目にし絶望して寝込んだり、神経衰弱になって精神科の施設に入院したりといった逸話も伝えられている。

そんなティペットの闇深い精神世界の奥底へと降りていき、ダークな空想と狂気から創造された異形のクリーチャーたちが無数にうごめく幾層もの地獄をめぐる体験、とでも形容できるだろうか。恐ろしくも強烈な魅力を放つ造形物と、パペットを一コマずつ動かして撮影するストップモーションアニメ独特の作り込まれた小宇宙を好むジャンルのファンなら、ただ映像世界に身を委ねるだけで忘我の境地だろう。睡眠が十分に足りた状態で鑑賞することをおすすめしておきたい。

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高森 郁哉

3.5奇妙な美術館を歩いている感覚

2024年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

内容はよくわからなかった

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ユウ

3.583分の地獄めぐり

2023年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「ジュラシックパーク」で知られるフィル・ティペットが送る、83分の地獄めぐり。
セリフなし、ストーリーらしいストーリーもほぼなし。ひたすら不気味でグロいストップモーションアニメを見せられ続ける。
アニメーションは凄い。凄いんだけど、途中で意識を失って3回見直した。セリフもストーリーもほぼない状態で似たような映像が延々続くからね。途中でしんどくなっちゃう。

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青空ぷらす

3.0そこで止まるか

2023年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ストップモーションアニメなのでそんなに長編は望めないものの、もう少し綺麗にまとめて欲しかった。

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mikyo
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