第16回田辺・弁慶映画祭コンペ部門過去最高の応募数の中から入選7作品決定
2022年9月9日 14:00
11月11日から13日に開催される第16回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門の入選7作品が決定した。
4月15日から7月15日まで募集を行い、過去最高となる180作品の中から予備審査を経て入選した作品は、中川寛崇監督「NOT BEER」、菊池真琴監督「四人姉妹」、堀内友貴監督「明ける夜に」、小池匠監督「夢が眠る場所」、田中さくら監督「夢見るペトロ」、奥井琢登監督「ヒプノシス」、そして大西諒監督「はこぶね」の7作品。11日と12 日の2日間に和歌山県田辺市の紀南文化会館大ホールにて上映・審査され、13日の表彰式でグランプリを含む各賞が発表される。
田辺・弁慶映画祭はこれまで多くの若手監督や若手俳優を輩出し、“インディーズの登竜門”と評価されており、今年はコンペ部門の特別審査員を「るろうに剣心」シリーズなどの大友啓史監督、「さかなのこ」などが公開中の俳優・磯村勇斗が務めることでさらに注目度が高まっている。特別審査員長は掛尾良夫氏(プログラムディレクター)で、松崎健夫氏(映画評論家)、沢村敏氏(東京テアトル映像事業本部企画調整部)も特別審査員を務める。
昨年の第15回は、オンラインと現地開催を併用した新しい試みで実施されたが、今年は現地開催のみ。入選作品(無料)に加え、招待作品(有料)の5作品も上映される。現在、特別審査員とは別に、現地の上映に参加し、審査する「キネマイスター審査員」を9月22日まで募集(応募資格を満たす方)している。
なお、第15回受賞作品や受賞監督の過去・新作などを特集上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」が9月16日から10月6日までテアトル新宿、10月14日から20日までシネ・リーブル梅田で開催される。第15回は淺雄望監督「ミューズは溺れない」が弁慶グランプリと観客賞、俳優賞(若杉凩)、フィルミネーション賞の4冠を獲得。審査員特別賞を林隆行監督「情動」、キネマイスター賞をますだあやこ監督と板野侑衣子監督による「魚の目」、映画.com賞を田中大貴監督「PARALLEL」、そしてもう一人の俳優賞は中濱宏介監督「B/B」に主演した倉嶋かれんが受賞した。
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