山田裕貴×松本まりか「夜、鳥たちが啼く」ポスタービジュアル完成 追加キャストも発表
2022年8月30日 18:00

山田裕貴と松本まりかの共演で、夭折の作家・佐藤泰志氏の短編小説を城定秀夫監督が映画化する「夜、鳥たちが啼く」のポスタービジュアルが披露された。あわせて場面写真も公開され、子役の森優理斗、中村ゆりか、カトウシンスケらが出演していることがわかった。
これまで映画化されてきた佐藤氏の著作「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」「きみの鳥はうたえる」「草の響き」は、すべて故郷である北海道・函館が舞台だが、今作は関東近郊が舞台の物語。「大きなハードルと小さなハードル」(河出文庫刊)に所収の短編小説で、傷ついた男女のかすかな希望を描く。
(C)2022 クロックワークス脚本を執筆したのは、これまでにも佐藤作品「そこのみにて光輝く」と「オーバー・フェンス」を手がけてきた高田亮。メガホンをとった城定監督は、高田の助監督時代からの盟友という間柄だ。山田が内に秘めた破壊衝動と葛藤する主人公・慎一、松本が離婚を機に息子とともに慎一のもとに身を寄せる裕子を演じる。傷つくことを恐れ、他者との深い関わりを避けて生きようとしながらも、人生を灯す一筋の光を見つけようともがく生身の人間の姿を、静謐かつ鮮烈な熱演でスクリーンに刻み込む。
売れない作家・慎一は同棲していた恋人に去られ、鬱屈とした日々を送っていた。彼のもとに、友人の元妻・裕子が幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一は恋人と暮らしていた一軒家を離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きする。自分自身への苛立ちから身勝手に他者を傷つけてきた慎一は、自らの無様な姿を終わりのない物語へと綴っていき、一方の裕子はアキラが眠りにつくと、行きずりの出会いを求めて夜の街へと出かけていくのだった。2人は深入りしないよう距離を保ちながら、表面的には穏やかな日々を重ねていくが、未だ前に進む一歩を踏み出せずにいた。
(C)2022 クロックワークス
(C)2022 クロックワークス場面写真には、飲み屋街を虚ろな目で歩く慎一や、 険しい眼差しで向かいに座る女性を見据える裕子の姿のほか、慎一、裕子、アキラが親子のように笑いあうシーンも切り取られている。裕子の息子・アキラ役を森、慎一の元を去る恋人・文子役を中村、裕子の別れた夫で慎一の友人でもある邦博役をカトウが演じることも明かされ、それぞれの姿を捉えたカットも披露された。さらに、藤田朋子、宇野祥平らの出演も発表された。
「夜、鳥たちが啼く」は、12月9日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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