親友に死化粧を施す旅へ 「スワンソング」本編映像&カナイフユキの描き下ろしイラスト公開
2022年8月25日 15:00

「処女の生血」のドラキュラ役はじめ、「サスペリア」「アイアンスカイ」、ラース・フォン・トリアー作品などで知られるウド・キアが主演した「スワンソング」から、本編映像の一部(https://www.youtube.com/watch?v=5EZ0sOLRB4c)が披露された。
実在の人物をモデルにした本作は、引退したヘアメイクドレッサーのパット(キア)が、亡き親友に最後のメイクを施すための旅を描く。
披露されたのは、パットが洋品店で自分の服を探し出すシーン。指に付けられた大量の指輪を見て、パットが街の名物ヘアメイクドレッサーであることに気付いた店主は、とっておきの逸品を奥から引っ張り出し、本作のポスターにもなっている淡い緑のスーツと紫のハットを差し出す。新しい衣装に身を包んだパットは、自分の“欠片”を見つけ出し、昔の話を克明に語り始めるのだった。

街の人は誰も自分のことなんて覚えていやしないと思っていたものの、実際はさまざまな人の出来事や思い出と密接につながっていたパット。最愛のパートナーを亡くし独り身となり、2人の家もパートナーの親族に取られ、家族を作ることも出来なかった時代を生きるゲイであるパットが、多くの人々の記憶のなかに“ファビュラスな贈り物”を残していく。
本作を鑑賞したイラストレーター、コミック作家のカナイフユキ氏による描き下ろしイラストも披露された。「ミスター・パッドが人生の最後に自分を取り戻していく姿と、それを助けたアイテムたちが印象的だったので、彼の顔のアップと、細かいモチーフを散りばめる形で構成しました」とイラストについて語っている。
「スワンソング」は8月26日からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)