坂口健太郎の色気ダダ漏れ! 危険な香りを纏った「ヘルドッグス」新場面写真
2022年8月12日 15:00
岡田と原田監督が「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き3度目のタッグを組んだ本作は、深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)を映像化。岡田は正義も感情も捨て、腕っぷしひとつで関東最大のヤクザ組織「東鞘会」に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じ、坂口のほか松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶらが共演している。
坂口が演じる室岡は、兼高をアニキと慕う東鞘会のヤクザの一人。死刑囚の親を持ち、幼い頃には親から虐待を受けてきた。その影響で満腹中枢がおかしくなり、常に空腹で何かを食べている。凄惨な過去の境遇から、心の奥底に深い闇を抱え、一度キレると感情を抑えられないサイコパスとして組織一とも目される凶暴性と残虐性を持つ危ない男だ。
組織の中では異質な存在だったが、兼高と出会い、共に最強の“狂犬コンビ”として暴れまわる日々の中で、次第にお互いにとってなくてはならないバディとして信頼関係を築いていく。
場面写真は、鋭い眼光とボサボサの髪、黒いスーツでイカつい銃をぶっ放す瞬間を切り取ったものや、ぶっ飛んだ視線で鏡に映る自分自身を見つめる姿、同じ東鞘会に所属するヤクザ・三神(金田哲)に対し、目を見開いて異常な迫力で睨みつける緊張感あふれる1シーンを収めている。尻もちをつく三神を冷酷な視線で見下ろす姿も披露され、室岡の凶暴性と残忍性を感じさせる。
坂口自身、「これまでの坂口健太郎のイメージからは想像しにくい役、イメージをがらりと変えてくれる役でした。僕自身、いい意味でイメージを裏切っていきたい気持ちがあるので、原田監督と話しをしながら、室岡をやりたい!という気持ちが湧き上がってきたのを覚えています」と話す通り、新境地と言える役柄を演じきった。
「どうやって異質感を出すのか悩みました。室岡はサイコパスでもあるけれどサイコパスを出しすぎてしまうと浮いてしまうし、物語を邪魔してしまう。リハーサルの中でここまではやってOKだな、この先は邪魔になるなと、サイコパスのさじ加減は細かく考えました」と室岡を作り上げていった過程を明かしている。
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