「DC がんばれ!スーパーペット」が初登場1位!【全米映画ランキング】
2022年8月3日 12:00

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7月最後の週末は、北米の映画館にとって、またもや低迷した興行となりました。トップ10の全作品が再び興行収入100万ドル以上を稼いだものの、トップ10の累計興収は、この2カ月で最も少ないものでした。
首位は、ワーナー・ブラザースのスーパーヒーローアニメ「DC がんばれ!スーパーペット」。興収は2300万ドルを記録しましたが、9000万ドルという巨額の予算は回収できていません。同作は、誘拐されたスーパーマンを救出する、スーパーパワーを持つ犬クリプトを主人公にしたファミリーSF映画。「レゴバットマン ザ・ムービー」の脚本家として知られるジャレッド・スターンが、サム・レバインと共同監督を務めています。「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」のふたり、製作も担うドウェイン・ジョンソンと、ケビン・ハートが声優として参加し、再タッグを組んでいます。
一方、ユニバーサルのサスペンススリラー「NOPE ノープ」は2週目を迎え、先週末から58%減となりました。上映館はやや拡大され、興収1850万ドルで、2位の座を獲得。累計興収は8000万ドルとなり、2週目で、予算6800万ドルを上回っています。ソニーのミステリースリラー「Where the Crawdads Sing(原題)」は引き続き快調に推移し、興収750万ドルで、6位にランクインしました。
トップ10入りした新作は、フォーカス・フィーチャーズの「Vengeance(原題)」。このコメディスリラーは、「イングロリアス・バスターズ」のB・J・ノバクが監督・脚本を担当し、過去の浮気をめぐる殺人事件の謎に挑むラジオ司会者の役で出演しています。「ブラック・フォン」のジェイソン・ブラムが製作、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の主題歌「No Time To Die」をプロデュースし、第94回アカデミー賞の主題歌賞を獲得した、ビリー・アイリッシュの兄フィニアス・オコネルが音楽を手がけました。興収170万ドルをあげ、10位となりました。