「ガリレオ」完全新作SPドラマ、湯川の“弟子”に村上虹郎 森七菜ら追加キャスト発表
2022年8月3日 05:00
福山雅治が主演を務める「ガリレオ」シリーズの完全新作SPドラマとなる土曜プレミアム「ガリレオ 禁断の魔術」の追加キャストが発表された。湯川学(福山)の“弟子”古芝伸吾を村上虹郎が演じるほか、森七菜らが共演する。
舞台となるのは、劇場版最新作「沈黙のパレード」の事件が起こる4年前。帝都大学の准教授・湯川学(福山)のもとを、刑事・草薙俊平(北村一輝)と部下の牧村朋佳(新木優子)が訪れる。
フリーライターの長岡修が殺害された事件で、被害者の部屋から、突然倉庫の壁に穴が開くという奇妙な動画ファイルが見つかったのだ。その動画を湯川に見せると、湯川は珍しく興味を抱く。そして、殺害された男性が長岡だと知ると、湯川の表情は一変。長岡は殺害される数日前に湯川の研究室を訪れていた。しかし湯川は、長岡が研究室に訪れたことを草薙と牧村には言わなかった。
村上が演じるのは、帝都大学医学部の新入生・古芝伸吾。湯川と伸吾は同じ高校の物理研究会の先輩・後輩という関係で、湯川は物理研究会のOBとして、高校生の伸吾に実験の指導もしていた。湯川は伸吾の将来に期待を膨らませるが、伸吾は帝都大学を入学直後に退学し、行方不明に。やがて事件の重要参考人として浮上する。
福山とは映画「ラストレター」(2020年)以来2年ぶりの共演となった森。今回演じるのは、「クラサカ工機」という町工場の娘で高校生の倉坂由里奈だ。伸吾が「クラサカ工機」に就職したという情報を掴み、工場を訪れた湯川と知り合うことに。伸吾について聞かれた由里奈は「そんなに親しくなかったので…」と返すが、そんな由里奈に湯川は「警察が来ても僕のことは言わないでほしい」と意味深な発言をする。
そのほか、茨城県・光原市で計画中の科学技術に関する公共事業「スーパーテクノポリス計画」を推進する代議士の秘書・鵜飼和郎を中村雅俊、「スーパーテクノポリス計画」の発案者で、元文部科学大臣の代議士・大賀仁策を鈴木浩介、村上演じる伸吾の姉・古芝秋穂を朝倉あき、平原テツが「スーパーテクノポリス計画」の反対運動の中心的人物で、フリーライターの長岡修をそれぞれ演じる。
シリーズおなじみのキャラクターも登場し、湯川の助手・栗林宏美を渡辺いっけい、刑事・太田川稔を「ハライチ」の澤部佑が続投する。
土曜プレミアム「ガリレオ 禁断の魔術」は、9月17日午後9時から11時10分までフジテレビで放送。映画第3弾「沈黙のパレード」は、9月16日公開。出演が発表されたキャスト陣らのコメントは以下の通り。
「超殿堂入りシリーズ新作への参加、光栄です。自分のキャラクターは敬愛する天才・湯川先生の弟子なのでやはり難解な数式と対峙する局面もあり、福山さんの胸を借り存分にぶつかりました。是非、劇場版と共に、乞うご期待」
「『ガリレオ』は小さい頃から知っていたシリーズだったので、9年ぶりにシリーズが帰ってくることも、出演できることも驚きました。福山さんとは2度目の共演ということもあり、とても優しくしていただき、安心感のある中で撮影することができました。村上虹郎さん演じる伸吾と湯川教授をつなぐ大事な役割の倉坂由里奈ですが、彼女自身の中にも何が隠れているのか気にしながら見てもらえたらうれしいです。この秋には映画も公開されるので、『ガリレオ』に染まる秋になるといいなと思っています」
「撮影前、僕は不安でした。最後の放送からおおよそ10年…。もう年齢的にも精神的にも栗林を楽しく演じることは出来ないのではないか?と。でもそれは杞憂(きゆう)でした。あの白衣であの眼鏡であの研究室に入ると僕はすっかり栗林宏美でした。いや正確に言えば、湯川先生を演じるあの方が全くもって変わらぬたたずまいでそこにいらしたので、僕も変わらずそこにいられました。『ガリレオ』は相変わらず、実に面白い。どうぞお楽しみに」
「“役者澤部”を育ててくれた『ガリレオ』にまた出演できると聞いた時はワクワクが止まりませんでした。台本を読んでそのワクワクはさらに爆発。湯川先生や個性豊かな登場人物が謎に少しずつ近づいてく感じ。最高です。あと澤部演じる太田川の出演シーンが結構あることに気づき膝がガクガク震えだしたこともお伝えしておきます。新木優子さん演じる牧村とも良いコンビネーションをみせておりますのでお楽しみに」
「『禁断の魔術』は物理学を駆使して事件の謎を解き明かす面白さはもちろん、湯川の教え子への思いをめぐる、旧友の草薙刑事との駆け引きなど見どころ満載で、珍しく感情をあらわにする“変人ガリレオ”を堪能して頂ければと。おなじみのキャストのやりとりは懐かしく、そこに新たなキャストの皆さんが良い化学反応を起こして下さり、新しい『ガリレオ』に仕上がっているので、初めて『ガリレオ』に触れる方にも楽しんで頂けるとうれしいです」
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