「パディントン3」は売れっ子映像クリエイターが監督! 舞台はペルーへ?
2022年6月17日 07:00
大ヒット映画「パディントン」シリーズの第3弾に、ミュージックビデオやコマーシャルの監督として数々の受賞歴をもつドゥーガル・ウィルソンが抜てきされた。また、第3弾のタイトルが「パディントン・イン・ペルー(Paddington in Peru)」になることも発表された。
エリザベス女王在位70周年を祝うプラチナジュビリーの特別映像に出演し、女王とのティータイムを楽しんだ熊のパディントン。映画「パディントン」は、1958年に第1作が出版されて以来、世界40カ国以上で翻訳されているマイエル・ボンドの児童文学シリーズ「くまのパディントン」を実写化したファミリーコメディで、ペルーのジャングルの奥地からイギリスのロンドンにやってきた、真っ赤な帽子をかぶったパディントンの冒険を描いている。
ベン・ウィショーがパディントンの声優を務めた「パディントン」(2014)、「パディントン2」(17)は合わせて世界累計興収5億ドルを突破した。シリーズ2作を手がけたポール・キング監督は現在、「チャーリーとチョコレート工場」前日譚となるワーナー・ブラザース製作、ティモシー・シャラメ主演の「ウォンカ(原題)」(23年12月15日全米公開)に注力している。
米ハリウッド・レポーターによれば、第3弾に起用されたウィルソン監督はこれまでアップルやIKEAのコマーシャル、毎年話題になる英百貨店「ジョン・ルイス」のハートウォーミングなクリスマスコマーシャル、コールドプレイのミュージックビデオなどを手がけてきた売れっ子映像クリエイターだ。
「パディントン3」はマーク・バートン、ジョン・フォスター、ジェームズ・ラモントが共同執筆した脚本をもとにウィルソン監督が長編初メガホンをとり、前2作のキング監督が製作総指揮を務める。仏スタジオカナルとデビッド・ヘイマンの製作会社ヘイデイ・フィルムと共同プロデュースし、2023年にロンドンとペルーでクランクインの予定。