ジェシー・バックリー&リズ・アーメッド、新作SFロマンスで共演
2022年5月30日 23:00
ギリシャ人監督クリストス・ニクによる初の長編英語作品「Fingernails(原題)」に、ジェシー・バックリー(「ロスト・ドーター」)とリズ・アーメッド(「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」)が主演することがわかった。
米アカデミー賞国際長編映画賞のギリシャ代表に選出されたニク監督作「林檎とポラロイド」(2020)で製作総指揮を務めたオスカー女優ケイト・ブランシェットの製作会社ダーティ・フィルムズと、フィルムネイション・エンターテインメントがプロデュースする。
米Deadlineによれば、約1年前にキャリー・マリガンの主演が報じられていた新作「Fingernails(原題)」は、カップルが心から愛し合っているかを測定するテストが存在する世界が舞台。長年のパートナーとの愛情診断で良い結果が出たものの、不信感をぬぐいきれない主人公アナ(バックリー)は、テストを行っている研究所で謎めいた講師トレバー(アーメッド)の助手として働き始める、というSFラブストーリーのようだ。
脚本は、ニク監督が英劇作家のサム・ステイナーと「林檎とポラロイド」の共同脚本家スタブロス・ラプティスとともに執筆した。深刻さのなかに遊び心が感じられる雰囲気の本作は、同じくギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督の初期作品を思い起こさせると注目を集めている。ちなみに、ニク監督は過去にランティモス監督の「籠の中の乙女」、リチャード・リンクレイター監督の「ビフォア・ミッドナイト」でアシスタントディレクターを務めている。
アーメッドは今年、主演と脚本を務めた短編「The Long Goodbye(原題)」がアカデミー賞短編実写映画賞を受賞した。「ロスト・ドーター」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたバックリーは、A24製作、アレックス・ガーランド監督の新作「Men(原題)」が5月20日から全米公開。
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