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うちの家族、めちゃくちゃ。 ダニエレ・ルケッティ監督が“壊れた家族”を描く「靴ひものロンド」9月9日公開

2022年5月26日 09:00

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一度壊れた家族は、絆を再びつなぐことができるのか-
一度壊れた家族は、絆を再びつなぐことができるのか-
(C)Photo Glanini Fiorito/Design Benjamin Seznec/TROIKA

米ニューヨーク・タイムズ紙で2017年の「注目の本」に選出された家族小説を、イタリアの名匠ダニエレ・ルケッティ監督(「ワン・モア・ライフ!」「ローマ法王になる日まで」)が映画化する「Lacci(原題)」が、「靴ひものロンド」の邦題で、9月9日に公開されることが決定。あわせて披露されたポスタービジュアルには、「うちの家族、めちゃくちゃ。」という不穏なコピーが切り取られている。

1980年代初頭のイタリア・ナポリで暮らす、ある4人家族の平穏な暮らしは、父の浮気で終わりを告げた。夫婦の絆を解こうとする父、関係をつなぎ止めようとする母、突然現れる魅力的な愛人、徐々に壊れていく母の姿を静かに見つめ、ローマとナポリを行き来する子どもたち。いびつな数年間を経て、ばらばらになった家族は、ささやかなきっかけで再び一緒に暮らし始める。それから月日は流れ、夫婦は夏のバカンスに出かけるが、自宅に戻ると家屋がひどく荒らされ、飼い猫が失踪していることに気付く。

原作は、全米で絶賛を浴びたドメニコ・スタルノーネの著作「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス刊)。第77回ベネチア国際映画祭のオープニング作品として上映され、イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で主要3部門(主演女優賞、主演男優賞、脚色賞)にノミネートされ、好評を博した。日本では「イタリア映画祭2021」で、「靴ひも」のタイトルで上映された。

画像2(C)Photo Glanini Fiorito/Design Benjamin Seznec/TROIKA

若かりし日の妻ヴァンダ役をアルバ・ロルバケル(「幸福なラザロ」「おとなの事情」)、夫アルド役をルイジ・ロ・カーショ(「いつだってやめられる」シリーズ、「夜よ、こんにちは」)が演じる。ラウラ・モランテ(「息子の部屋」「モンテーニュ通りのカフェ」)と、シルビオ・オルランド(「息子の部屋」「ボローニャの夕暮れ」)が老年期の夫婦役を務め、イタリア映画界の実力派キャストが集結した。

ピンク色のポップなポスターのなかで目を引くのは、靴ひもを結び直す親子の足元。靴ひものようなデザインの原題「Lacci」の文字が、夫、妻、姉弟の4人の間をすり抜けている。家族はそろって歩いているはずなのに、その視線は誰ひとり交わることなくばらばらだ。一度壊れた家族は、絆を再びつなぐことができるのか――秘密と嘘が潜む家族の物語に期待が高まる。

靴ひものロンド」は、9月9日に東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。

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