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齊藤工監督、大分・別府で短編「縁石」を“凪のように”撮影

2022年5月24日 13:00

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岡村照館長(中央)と齊藤工監督(右)、安部賢一
岡村照館長(中央)と齊藤工監督(右)、安部賢一

齊藤工監督が5月17~21日、大分・別府を舞台にした短編映画プロジェクトの第3弾作品「縁石」を同所で撮影。齊藤監督は21日、別府ブルーバード劇場で主演を務める大分出身の俳優・安部賢一とともに会見に臨んだ。

同プロジェクトは、日本映画界で活躍する有名監督たちがリレー方式で短編を手がけ、それぞれ異なるオリジナルストーリーを紡いでいく。完成した映画は「Beppuブルーバード映画祭」でお披露目後、別府ブルーバード劇場での常設上映を目指す。なお、映画の売り上げの一部は、別府の共同温泉の改修支援に充てる予定だ。

孤狼の血」「死刑にいたる病」の白石和彌監督が同プロジェクトで短編を撮ることが決まっているほか、土屋哲彦監督が手がけた第1弾「惡党と物書き」が現在、同館で上映中。第2弾となる田口清隆監督の特撮映画「怪獣の湯 大怪獣ブゴン」は、今夏の上映を目指して編集中だという。

齊藤監督がメガホンをとった「縁石」は、人生に疲れた中年男性が故郷の別府を訪れ、地元の人々との触れ合い、温泉や景色に触れることで改めて自分自身と向き合う姿を描くもの。この日の会見は、別府ブルーバード劇場での撮影中に行われ、安倍とともに1時間にわたり熱心に語った齊藤監督は、オファーを快諾したそうで「受けない理由がないです」と言い切った。

これまでに舞台挨拶などで同館を訪れている齊藤監督は、岡村照館長らの存在の大きさを挙げる。「ブルーバードとのご縁の中で出会った方たち、照さんをはじめ別府のいろんな場所は人との出会いをもとにこの作品は生まれました。とても不思議な感覚なんですが、何もないところで0から1にしてフィクションを作っていくのが映画のひとつの作り方だと思いますが、既にそこにあるものを偶然カメラが捉えていたような、別府という大きな分母の中で凪のような撮影が出来ているような気がしています。この現場で僕は、テストもスタートも言ったことがないんです。阿部さんが大分出身であることも含め、大分の方たちとここにしかない特別な何かを当たり前のように切り取り、唯一無二のかけがえのないものが撮れていると思います」。

また、安倍の起用理由を聞かれた齊藤監督は「安倍さんの『ガチ星』などで見せてもらった、安倍さんが持っている深さや醸し出すものが憧れで、安倍さんを想起すると脚本もどんどん膨らんでいきました」と説明。一方の安倍は「役者を始めて25年になりますが、まさか自分が齊藤さんの監督作で主演を演じさせていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しいです」とニッコリ。さらに、「自分が大分出身なので、エキストラの方々が大分弁を話すとつい、大分弁になりますね。そうするとカメラもほとんど意識せず、その場の空気に沿って演じている感じがしています」と語った。

「縁石」の上映時期は、現時点では未定。

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