藤井風、河瀬直美総監督「東京2020オリンピック」メインテーマを担当! 楽曲使用の予告が完成
2022年4月22日 05:00

河瀬直美が総監督を務め、2部作で公開される記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B」のメインテーマ曲が、ミュージシャンの藤井風による「The sun and the moon」に決定。あわせて、同曲が使用された予告編(https://youtu.be/NMxbMwKDyo8)も披露された。
本作の題材は、1964年以来の東京開催となった、2021年の夏季オリンピック。20年に新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、3月24日、史上初めての開催延期が発表された。コロナ禍、史上初のほぼ無観客開催の決定、関係者の辞任などの異例の事態を受け、開催の是非に賛否両論が沸き起るなか、第32回オリンピック競技大会は、7月23日から17日間にわたり開催。オリンピック史上最多となる33競技339種目が実施された。
オリンピック公式映画は、1912年の第5回ストックホルム大会以来、撮り続けられている。第32回東京大会の監督に選ばれたのは、「萌の朱雀」「殯の森」「光(河瀬直美監督)」など数々の映画で世界的に評価される河瀬。本作では大会開催に至るまでの750日、5000時間におよぶ膨大な記録をもとに、日本、そして世界から集まったオリンピックに関わる人々の情熱と苦悩を映した。「SIDE:A」は、表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描き、「SIDE:B」では大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者、オリンピック中止を叫ぶデモ参加者ら非アスリートたちの姿をとらえ、異なる視点で紡ぐ2本の映画を完成させた。
予告編では、アスリートたちの歓喜の瞬間をはじめ、オリンピックに携わった人々のさまざまな感情が切り取られている。「あの夏、私たち日本人は、一体何を経験したのか」という印象的な言葉に導かれるように、メインテーマ「The sun and the moon」が響く。

メインテーマを手がけ、本作で初めて映画音楽の制作に挑んだ藤井は、コロナ禍のなか、20年にデビュー。5月にリリースしたデビューアルバム「HELP EVER HURT NEVER」が高い評価を受け、10月には自身初となる日本武道館ワンマンライブ「“NAN-NAN SHOW 2020”HELP EVER HURT NEVER」を成功させた。21年には第72回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。藤井は本作への思いを、次のように明かす。
藤井「2020年にデビューして、そしてその年に予定されていた東京オリンピック記録映画の音楽を担当させていただくという大変光栄なお話をいただきました。映像に音楽を添える、映像にインスパイアされた音楽を作るという経験は初めてでしたが、河瀬直美監督の美しく繊細な描写は本当にたくさんのインスピレーションを授けてくださいました。このドキュメンタリーで監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの『The sun and the moon』という曲になります。このドキュメンタリーを目にする方々、そしてこの記録映画が捉えた時代の歩む先が、光の方でありますように」
河瀬総監督は、「コロナ禍でデビューした藤井風。その運命、その宿命。彼は、必ず歴史に名を遺す人になる。存在感と圧倒的な歌唱力と天性のものが融合して、誰でもない誰か……確固たる『藤井風』がそこにある。だからこそ、いろんなものを取っ払って、垣根なく、平和を歌う人であれるはずだ」と語る。「『藤井風』という強く優しいきらめきが、今回のオリンピック映画のひとつの灯火になるはずだと確信して、一緒にこの作品を創ってもらえないかとお話しました。アスリートたち、彼ら彼女らを取り巻く人々、そしてこの未曾有の事態を共に経験した全ての人々の想いに寄り添う彼のピアノと歌声が、スクリーンのもっと外へ、もっと先へ、この物語を続けてゆきます」と期待を寄せた。
「東京2020オリンピック SIDE:A」は6月3日、「東京2020オリンピック SIDE:B」は同月24日に全国公開。
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