岡田准一&坂口健太郎の“狂犬”アクションバイオレンス 「ヘルドッグス」特報&場面写真4点公開
2022年4月21日 07:00
深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)を映像化。岡田と原田監督は「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き、3度目のタッグ作となる。岡田は、正義も感情も捨て、腕っぷしひとつでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じる。兼高はあるトラウマを抱え、復讐にのみ生きている男。その狂犬ぶりに目をつけた警察組織から「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。
共演の坂口健太郎は、死刑囚の息子という境遇ゆえに深い闇を抱え、組織内でも誰も手がつけられない制御不能な男・室岡秀喜に扮する。兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ吉佐恵美裏を松岡茉優、兼高&室岡のボスとなる人情組長の土岐勉を北村一輝、東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の衣笠典子を大竹しのぶが演じる。
警察のデータ分析によると、兼高と室岡の相性は98%。警察は兼高に、室岡に喧嘩を売ることをきっかけに、組織へ潜入するよう指示する。ふたりは最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで上りつめ、お互いになくてはならない存在となっていく。しかし兼高は、室岡に「潜入捜査」という真の目的は明かせない。やがてふたりは、予測不能な展開に巻き込まれていく。
特報映像では「ザ・ファブル」シリーズや「燃えよ剣」など、アクションに定評がある岡田の身体能力、内面に秘めた暴力性で組織をのし上がっていく姿が確認できる。そして、岡田に負けず劣らずクレイジーな役柄を演じた坂口が、阿吽の呼吸でお互いをフォローし、2人で大勢の相手を一掃していく様が映し出される。場面写真は、相性のあった兼高と室岡の親密な様子、土岐と恵美裏が密着しくつろぐ姿や何かを祈る典子、そして、鬼気迫る表情の室岡という、まだ明かされていない彼らの秘密に想像が膨む。
「ヘルドッグス」は、9月16日全国公開。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
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