チェコ映画の傑作「マルケータ・ラザロヴァー」55年の時を経て日本公開 極寒の山奥で548日間の撮影を敢行
2022年4月6日 12:00

チェコ・ヌーベルバーグの巨匠フランチシェク・ブラーチル監督による「マルケータ・ラザロヴァー」が、7月2日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真、特報が披露された。空前の超大作が公開から55年の時を経て、日本劇場初公開を迎えることになった。
1967年に発表された本作は、13世紀ボヘミア王国を舞台に、宗教と部族間の抗争に翻弄される少女マルケータの運命を描いた作品。原作はチェコでは知らぬ者がいないというブラジスラフ・バンチュラによる同名小説。「アンドレイ・ルブリョフ」(アンドレイ・タルコフスキー監督)、「七人の侍」(黒沢明監督)などと並び評され、98年にはチェコの映画批評家、ジャーナリストを対象にした世論調査で“史上最高の映画”に選出されている。

「過去の出来事をなぞるのではなく、歴史の内側を直感的に捉えたい」というブラーチル監督の強い執念から、衣装や武器などの小道具を、当時と同じ素材・方法で作成。製作にかかった年月は、約10年。極寒の山奥で当時と同じように生活をしながら548日間にもわたるロケーション撮影を敢行した。
衣装は「アマデウス」でアカデミー賞を受賞したテオドール・ピステック。ヤン・シュバンクマイエル作品などに参加したズデニェク・リシュカが音楽を担当し、綿密にして大胆、崇高で獰猛なエネルギーに満ちた「フィルム=オペラ」を完成させた。
日本版ビジュアルは、修道女になることを約束されていた主人公マルケータの数奇な運命を示唆するようなシーンを切りとっている。世界各国で作られているビジュアルとは異なるオリジナルのデザインとなっており、本作の日本版ビジュアルが発表されるのは史上初だ。
「マルケータ・ラザロヴァー」は、7月2日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
(C)1967 The Czech Film Fund and Narodni filmovy archiv, Prague
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