「謝罪の王様」 「舞妓Haaaan!!!」コンビ最新作! 阿部サダヲ×水田伸生監督「アイ・アム まきもと」9月公開
2022年2月22日 07:00
「舞妓Haaaan!!!」(07)、「なくもんか」(09)、「謝罪の王様」(13)で3度のタッグを組んだ水田伸生監督と阿部サダヲによる最新作「アイ・アム まきもと」が9月に公開される。
本作は、ちょっと迷惑な男が“まき”起こす、 “迷惑系”ヒューマンドラマ。主演の阿部が演じるのは、市役所の「おみおくり係」に務めるちょっと迷惑な男、牧本壮。空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かない。そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。そしてそんな人々とふれ合う中で、牧本自身の無味な人生も彩られていく。牧本の”迷惑”がいつしか”無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていく。
脚本は、岸田國士戯曲賞受賞の劇作家であり、昨今はNHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」など映像作品に活躍の場を広げている倉持裕が担当。皮肉が効いていてユーモアに富んだセリフと登場人物への優しい眼差しが同居する、ファンタジックな物語を丁寧に紡ぎ上げる。
主演の阿部は、身寄りがなく亡くなった方を無縁墓地に弔う、小さな市役所の「おみおくり係」という役どころを超然としたたたずまいで演じる。これまで、唯一無二の存在感を放ち、シリアスな役から振り切ったコミカルな役柄まで幅広く演じてきたが、本作ではユニークな言動と行動でちょっと迷惑な存在でありながら、なぜか応援したくなる牧本を好演している。
本作は、第70回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で監督賞を含む4賞を受賞したウベルト・パゾリーニ監督・脚本の「おみおくりの作法」をベースに、本作オリジナルの新たな主人公像として、強烈にユニークでオフビートなコミカルさが魅力のキャラクター“まきもと”を作り上げ、「アイ・アム まきもと」として生まれ変わる。
台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました。
ご覧になるお客様に、牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも?と思える生き様を観て、和んで頂きたいです。よろしくお願いします。