志尊淳、柴咲コウが監督初挑戦を振り返る 山田孝之は客席へ真摯に訴え
2022年2月19日 18:00

山田孝之、阿部進之介、伊藤主税氏(and pictures)らによる短編映画制作プロジェクトの第2弾「MIRRORLIAR FILMS Season2」が2月18日、公開された。今作で監督を務めたAzumi Hasegawa、駒谷揚、志尊淳、柴咲コウ、柴田有磨、三島有紀子、山田佳奈、プロデューサーで紀里谷和明監督作「The Little Star」に主演した山田(孝)は、東京・渋谷のユーロスペースで舞台挨拶に立った。
同プロジェクトは、「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢、性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げることを目的に発足。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36人が監督した短編映画を、4シーズンにわけてオムニバス形式で公開する。
「Season1」は、安藤政信、枝優花、武正晴、花田陵、三吉彩花、山下敦弘と、一般クリエイターの西遼太郎、針生悠伺、藤原知之の9監督が参加。第2弾となる今作は、この日に登壇した7人のほか紀里谷、阿部が監督に挑んでいる。新型コロナウイルスの感染対策のため、舞台挨拶は前後半に登壇者を分けて行った。
「愛を、撒き散らせ」で監督デビューを飾った志尊は、「僕ら俳優はいつも脚本をいただくところから仕事が始まる。今回監督業に初挑戦し、ゼロから作品を作ることの大変さを感じましたし、作品づくりとは、こんなにも色々な人の力が合わさってできているのだと気づかされました」と明かす。今後の監督業については「今回、15分間の作品に1年以上かけました。いま簡単に『やりたいです!』とは言えないですが、興味はありますし、機会があるなら俳優をやりながらではなく、監督としての時間で向き合いたいと思います」と意欲をのぞかせていた。
「煌々 go n a picnic」の山田(佳)監督は、「MIRRORLIAR FILMSのテーマが“変化。お話の内容もしかりですが、2019年に『タイトル、拒絶』で長編デビューした自分自身の“監督としての変化”ということも考えながら挑戦した」という。撮影は2日間だったそうで、「夜のシーンがなかったので日のあるうちに撮り切らなければいけない。予算と時間との戦いでした」と述懐。主演の片岡礼子に対しては「馬力のある方。ある時は『セリフがうまく馴染まないからちょっと走ってくる!』と言っていて。体育会系ですね」と微笑んだ。
志尊と同様に初監督となった柴咲は、「巫.KANNAGI」を完成させた。「予算など色々な制約があるのは大変だけど、工夫してやるのが楽しいし、それって人生と同じだなと思いました。スタッフとの出会いなどひとつの縁を繋いでいくこと、自分の頭の中の景色やアイデアを言語化していくことの難しさも知りました」と手応えをにじませていた。
早くもSeason3の公開が5月に決定。山田(孝)は、プロデューサーとして「9作品の監督は今後発表していきますので、忘れずに注目してもらえたら。映像は、言葉では伝えられないことを“表現”として伝えることができる。僕たちは作って終わりじゃない。誰かが観てくれること、受け取ってくれることで、我々表現者たちがその作品を生み出したことに意味が生まれる。これからも応援してください」と客席に訴えていた。
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