行定勲監督×「孤狼の血」紀伊宗之氏タッグでハードボイルド「リボルバー・リリー」映画化!
2022年2月18日 06:00

ハードボイルド作家・長浦京氏の代表作ともいえる「リボルバー・リリー」の映画化権を配給大手・東映が獲得し、「劇場」「窮鼠はチーズの夢を見る」など近年も精力的な作品づくりを続ける行定勲監督がメガホンをとることが明らかになった。
「リボルバー・リリー」は、長浦氏に第19回大藪春彦賞をもたらした代表作のひとつで、これまで多くのファンから映像化を切望された衝撃作だ。関東大震災後の東京が舞台となる今作で主人公となるのは、かつて「最も排除すべき日本人」と呼ばれた美しき元諜報員・小曽根百合。消えた陸軍資金のカギを握る少年・細見慎太に助けを求められたことから、帝国陸軍の精鋭たちから追われる身となったふたりに、終息の地は訪れるのか……。

今作をプロデュースするのは、「孤狼の血」「孤狼の血 LEVEL2」「シン・仮面ライダー」などを手がけてきた東映の紀伊宗之氏。比類なきハードボイルドな女性を描くに当たり行定監督を指名し、2021年から二人三脚で脚本開発を行ってきた。今回の発表に際して、主人公の百合が肌身離さず所有するリボルバーと赤いユリの花が施されたティザービジュアルもお披露目。行定&紀伊コンビが、百合役を誰に任せたのかにも期待が高まるばかりだ。
「ここまで来るのに5年ぐらいかかりました」と語る紀伊氏。「どうすれば、自分が見たいなと思う作品になるんだろうか? そんな時に『あ、行定さんのアクション見てみたい』って事でここまで来ました。東映っぽい女性ヒーローを誕生させますよ! 強く美しくしなやかに」とコメントを寄せている。

一方、壮大なスケールで骨太のアクション大作に挑む行定監督は、オファーを受けたとき「アックション映画を俺に? 面白い! やりたい!」と感じたという。そして「長浦京氏の原作小説を貪るように一気に読んだ。関東大震災直下の東京での市街戦。その中心に立つ女の凜とした姿と、その奥底に隠された哀しみに想いを馳せながら、女性が戦場に立ち、耽美な闘いを繰り広げる活劇にしたいと強く思いました。しかし、どうやって撮るんだ?! の連続。不安だらけだが、それに打ち勝つスタッフは揃った。新しい闘いが始まります!」と並々ならぬ意欲をみなぎらせている。

23年に公開を予定している「リボルバー・リリー」は大正末期の1924年、関東大震災後の東京は鉄筋コンクリートのモダンな建物が増え、最大規模となった花街など、活気あふれる賑わいを見せていた。16歳からからスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・百合。現在は花街の銘酒屋で女将をしている。一方、家族を殺害され、父親から託された陸軍資金の鍵を握る少年・慎太。慎太から助けを求められたことで、2人は陸軍から追われる身となる。復興で活気づく東京や関東近郊の逃避先を舞台に、最大のクライマックスはたった2人対帝国陸軍1000人の壮絶な6日間のバトルが描かれる。
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