沢田研二主演「土を喰らう十二ヵ月」ヒロインは松たか子 西田尚美、尾美としのりら共演キャスト発表
2022年2月17日 05:00

今秋公開予定の沢田研二主演作、「土を喰らう十二ヵ月」の共演キャストが発表された。沢田が演じる作家ツトムの担当編集者で恋人役を松たか子が演じ、そのほか、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八、檀ふみ、火野正平、奈良岡朋子らが共演する。
松が演じるのは、沢田が演じる主人公、作家ツトムの担当編集者・真知子。本作の原案は1978年に雑誌「ミセス」(文化出版局刊)に連載された料理エッセイ(後に書籍化)。水上勉は、女性編集者のすすめで、約1年間にわたり軽井沢の山荘にこもった。畑を作り、子どもの頃に禅寺で身につけた料理を作り、その様子を執筆するという生活を送った。そのエッセイの豊かな世界観から着想を得て、中江裕司監督が独自に物語を創作。真知子は映画オリジナルのヒロインとなる。

松が登場する日は、撮影現場も華やいだ雰囲気になったそうで、編集を終えた中江監督は「松さんが演じる真知子は、ゴダールの映画のアンナ・カリーナみたいで本当にチャーミング」と評した。
ツトムの友人・大工役は「にっぽん縦断 こころ旅」(NHKプレミアム)の自転車旅でお馴染みの火野。ツトムが師と仰ぐ和尚の娘・文子役に、女優だけでなくエッセイストとしても活躍する檀。美食家としても知られる作家の父・檀一雄は水上勉とも交流があった。
ツトムの義弟・隆役は数々の映画やドラマで活躍する名バイプレイヤーの尾美。沢田とは1988年の「リボルバー」以来の共演。隆の妻・美香役に西田。写真屋役には落語家の瀧川。そして演劇界の重鎮・奈良岡がツトムの義母に扮する。
関連ニュース





