殺し屋はかわいいものがお好き 「ガンパウダー・ミルクシェイク」ポップなアイテムを紹介
2022年2月16日 18:00
「オオカミは嘘をつく」がクエンティン・タランティーノ監督から絶賛されたナボット・パプシャド監督の最新作「ガンパウダー・ミルクシェイク」の場面写真が披露された。殺し屋と悪の組織の戦いを描く本作にはミスマッチな、ポップでかわいいアイテムを切り取っている。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のネビュラ役や、「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」のルビー役で知られるカレン・ギランが主演を務める本作は、犯罪組織に立ち向かう女性たちの死闘を描いたバイオレンスアクション。きな臭い硝煙(ガンパウダー)とミルクシェイクの甘い響きが組み合わさったタイトルのように、ハードボイルドな世界観をキュートなアイテムが彩っている。
ふわふわの真っ白なホイップクリームに、紅白ストライプ柄のストローがアクセントになったミルクシェイク。さらに、その横には女性同士が連帯し互いを助け合う物語が描かれる、ルイーザ・メイ・オルコット作「LITTLE WOMEN」(邦題:若草物語)の本も確認できる。
直訳すると「子猫が大好き」と書かれた黄色いバッグ。その中には数多の銃火器が詰め込まれている。アクション女優ミシェル・ヨーが銃を持つと、まるで子ネコをなでているかのように見えるから不思議だ。
銃が隠された古い洋書。くり抜かれたページに、まるで付録のおもちゃのように収まっている。図書館が武器庫というアイデアで、このように銃火器が隠された本がいくつか登場する。さらに銃火器だけではなく、格言を集めた「Penny for your thoughts」(金言集)という本の中には、隠し金が入っているという遊び心も。
珍しいデザインのキャリーバッグ。クリクリおめめとおちょぼ口のパンダが愛くるしい。金の受け渡しに使われるアイテムであり、時に武器としても使用されるのだが、その戦い方にも注目してほしい。
キャリーケースに続いて、パンダの携帯も登場。受話口やタッチエリアもしっかり備わっている。パンダのボタンがかわいいポイントだが、そこにはほんのりと血痕が……。
淡いピンクとエメラルドグリーンの色使いがかわいいウェイトレスユニフォーム。そんなかわいいユニフォームに身を包みながら、ショットガンを構えるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」随一の悪女サーセイ・ラニスターを演じたレナ・ヘディ。
「マシュマロ」「北海道」と日本語で書かれたポップなTシャツ。日本が大好きだと語るナボット・パプシャド監督は、このデザインを選んだ経緯について「かわいいだけじゃなくて、少しエッジのあるものを選んだ」という。
多種多様なアイテムが登場する背景について、パプシャド監督は「衣装から車、小道具、そしてキャラクターそれぞれの見た目。そのすべてがさまざまなジャンルや時代にインスパイアされている。鮮やかな色彩にあふれ、楽しくてポップで魅力的な世界を作ったんだ」とこだわりを語っている。
「ガンパウダー・ミルクシェイク」は、3月18日から全国公開。