日活ロマンポルノ「(秘)色情めす市場」、第78回ベネチア国際映画祭クラシック部門に選出
2022年2月10日 00:00

田中登監督の日活ロマンポルノ作品「(秘)色情めす市場」(74)の4Kデジタル復元版が、発表・開催が延期となっていた第78回ベネチア国際映画祭のクラシック部門(ベニス・クラシックス)に選出された。ベニス・クラシックスにおける日活作品の選出は今回が初めてで、日活ロマンポルノ作品の世界三大映画祭での選出も初となる。
約1100本あるロマンポルノ作品の中で最高傑作とする映画人も多い「(秘)色情めす市場」は公開時、一般映画も含めた「映画芸術」誌ベストテンで第3位にランクイン。主演の芹明香が19歳の娼婦を演じ、大阪・釜ヶ崎を舞台に、たくましく生きる人々の姿を描いた傑作。共演に花柳幻舟、宮下順子、絵沢萠子ら。現地で2月10日から5月26日まで開催される映画祭「CLASSICI FUORI MOSTRA 2022」において5月12日に上映される。
(C)日活「ベニス・クラシックス」は2012年に設立されたベネチア国際映画祭の一部門で、世界の映画関係者によって過去1年間に復元されたクラシック作品の中から、特に優れた作品が選ばれる。日本映画はこれまでに「七人の侍」(黒澤明監督)、「お茶漬の味」(小津安二郎監督)、「山椒大夫」(溝口健二監督)、「無法松の一生(1958)」(稲垣浩監督)、「復讐するは我にあり」(今村昌平監督)など、名だたる巨匠の作品の復元版が選出されており、「(秘)色情めす市場」は「1970年代の日本のピンク映画の中で最高傑作の1つ」と紹介されている。
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