故ロジャー・ミッシェル監督が“エリザベス女王95年の歩み”を紐解いたドキュメンタリー、6月公開
2022年2月6日 12:00

故ロジャー・ミッシェル監督が手掛けたドキュメンタリー「Elizabeth(原題)」が、「エリザベス 女王陛下の微笑み」の邦題で、6月から公開されることが決定した。
本日2月6日で在位70周年を迎えた英国君主エリザベス2世。本作は、世界でもっとも有名な女性であるエリザベス女王の95年の歩みを、単なるドキュメンタリー映画としてではなく、英国流のユーモラスでポップなテイストで描いた作品。 ザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、ローワン・アトキンソンなど、著名なセレブリティたちも多数登場する。
「ノッティングヒルの恋人」「恋とニュースのつくり方」「私が愛した大統領」「レイチェル」などで知られ、日本では2月25日から「ゴヤの名画と優しい泥棒」の公開も控えるミッシェル監督は、昨年9月に65歳の若さで亡くなっている。本作では、音楽を「ガンジー」「遠い夜明け」など4度のアカデミー賞作曲賞ノミネート歴を持つジョージ・フェントンが担当している。
ミッシェル監督は本作について、このような言葉を遺している。
「英国史上最高齢かつ最長在位の君主。さらに彼女は世界史上、最高齢かつ、存命では最長在位の君主であり、現在も在位している最古の国家元首でもある。彼女ほど多くの人が想いを馳せる人はいないだろう。彼女はまさにモナ・リザ。誰もが知っている圧倒的存在。しかしその存在感に関わらず、実態はベールに包まれていることが多く、私たちは彼女を永遠に理解することはできない。彼女はビートルズよりもはるかに有名で、お伽話に登場する“お城に住んでいる女王”だ。しかしその一方で、彼女は安全ヘルメットを被ってリサイクル工場の開業にも現れたりする。彼女の周りの時間と世界はいつだって台風のように目まぐるしく変化している。ただ一人、エリザベス女王を除いて。この作品はまさに祝福だ。まるで映画のような激動の時代を余すことなく詰め込んだ、ミステリーツアーのような仕上がりになっている。詩的で洒落ている画面には愛情いっぱいの茶目っ気あるいじりも出てくる。そしてそこには女王陛下への深い愛と畏敬の念があるのだ。ユーモアにあふれ、時に感動的で唯一無二。誰も見たことのない、エリザベス女王の姿がここにある」
「エリザベス 女王陛下の微笑み」は、6月からTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開。
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