阿部サダヲ×岡田健史「死刑にいたる病」は5月6日公開! 新鋭からベテランまで9人の出演が一挙に発表
2022年1月26日 08:00
阿部サダヲと岡田健史の主演で、櫛木理宇氏の小説を白石和彌監督のメガホンで映画化する「死刑にいたる病」が、5月6日に全国で公開されることが決まった。また宮崎優(崎はたつさきが正式表記)、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、吉澤健、音尾琢真、岩井志麻子、コージ・トクダの出演も併せて発表され、新鋭からベテランまで個性あふれる面々が結集した。
今作は、阿部と岡田が初共演を果たすサイコサスペンス。理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田)のもとに1通の手紙が届くところから物語は始まる。送り主は、世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部)。24件の殺人容疑で逮捕され、うち9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は犯行当時、地元でパン屋を営んでおり中学生だった雅也も通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れた雅也は、事件を独自に調べ始まる。そこには、想像を超える残酷な事件の真相があった。
阿部と岡田のほか、「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のパフォーマーとしてだけでなく俳優としても活躍する岩田剛典、長年にわたり日本映画界を牽引してきた中山美穂の出演も発表されている。岩田は事件を捜査する雅也の行く先々に現われる謎の男・金山一輝、中山は雅也の母で常に夫の顔色をうかがう主体性のない妻・筧井衿子に扮している。
今回発表された9人の役どころも明らかになった。宮崎は雅也と同じ大学に通う幼なじみの加納灯里、映画監督としても活躍する鈴木は雅也との間に確執を抱える厳格な父・和夫を演じる。佐藤は殺人鬼・榛村が“冤罪”を訴える最後の殺人事件の被害者・根津かおる、赤ペン瀧川は榛村の担当弁護士・佐村、大下は雅也と同じ大学の学生・クラタ、白石組の常連である吉澤は榛村の隣人である老人という役どころをそれぞれ担っている。
また、白石組への参加が2桁の11作目となる音尾は、昔の榛村を知る滝内役を務める。さらに作家の岩井は最後の被害者が発見された森を所有する女優、オールマイティに活躍するコージ・トクダは金山(岩田)の元同僚・相馬に息吹を注ぐ。
9人のキャストのコメント全文は、以下の通り。
クランクアップした後。台本を見返すと何故かぽっかり穴が空いた様な不思議な気持ちになりました。こんな感覚は初めてだったので"灯里"という役は私にとってかけがえのない存在なのだと気付かされました。白石組の一員として"灯里"として生きれた事を心から嬉しく思います。皆さんと劇場でお会い出来るのを楽しみにしています!
はじめにいただいたシナリオを読んだ時、雅也の家族の間に流れる空気がありありと伝わってきました。現場で、岡田健史さん、中山美穂さん、白石監督、白石組の皆さんと、この空気の濃度を確かめるように場面を作っていきました。この空気、ぜひ劇場で皆さんに味わってもらえたらと思っています。
念願叶い白石監督とご一緒出来たこと、とても嬉しく思っています。
誰もがどこかで好奇の目を持って興味を抱いてしまうシリアルキラーと、自分自身かのような平凡な人間との対峙に、終始ヒリヒリしました。たった一つの冤罪証明…一体どんな結末が待っているのか、ぜひ映画館でお楽しみください!
白石組に再び呼んで頂き、本当に本当に嬉しかったです。現場では阿部さんの芝居を間近で見て、岡田さんとガッツリ絡み、俳優として幸せな時間を過ごしました。その後、完成した映画を観せて頂きましたが、とんでもない映画になっておりました。あの幸せな時間の結晶がこんな恐ろしい映画になるなんて…。
自分が演じた役は、雅也と同じ大学のクラタという人間です。雅也とは対照的な人間でもありますが、雅也と同じくどこにでもいる人間でもあります。台本を読んだ時に、限られたシーンの中で、そこをどう表現していくか考えた時、自分もクラタという人間になりうる可能性がある。ということを意識して現場に臨みました。高校時代にレンタルショップで借りて観た『凶悪』から7年。白石監督と一緒に映画を作れた事は、一俳優としても一ファンとしても幸せでした。
この度の役柄は「地元の農夫」です。私はこの地元の××役というのが好きで、どうすれば俳優が演じるものとは似て非なるものが出せるか、為所のある役でした。
見えない何かが重くのしかかるような作品の中で、与えられた日常を健気に生きる人の姿を映像に映し出すべく、それでいてリラックスして臨みました。撮影時は岡田さんとしかお会いしておりませんが、すでに出来上がった登場人物となっていたので、良きベテラン共演者となれるよう頑張りました。白石監督は、もう何度ご一緒させてもらったか分からなくなるほどですが、いつも思う通り、魅了な演出が多かったです。白石監督作品のファンでもある私ですが、今回は冒頭の描写から挫けそうになりました。撮るたびに映像の迫力が増していて、また一つ傑作が誕生したと思います。ぜひ劇場で、最後まで何が起こるかわからない展開に心して身を預けて下さい。
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