アピチャッポン・ウィーラセタクン最新作「MEMORIA メモリア」予告編&ポスター公開
2022年1月21日 14:00

第74回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作で、第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作「MEMORIA メモリア」の予告編とポスタービジュアルが公開された。
「ブリスフリー・ユアーズ」(ある視点部門最優秀作品賞)、「トロピカル・マラディ」(審査員賞)、タイ史上初のパルムドール受賞作「ブンミおじさんの森」に続き、本作でカンヌ国際映画祭4度目の受賞となった本作は、南米コロンビアを舞台とし、監督が初めてタイ国外で制作した作品。主演のティルダ・スウィントンが演じるのは、コロンビアのメデジンで農ラン業を営むジェシカ。病床の妹を見舞うため首都ボゴタを訪ねた夜、ある“音”に襲われたことから、物語は動き始める。「バルバラ セーヌの黒いバラ」でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバールが人骨の研究をしている考古学者アグネスを、コロンビアのTVシリーズなどで活躍するエルキン・ディアスが川沿いの男エルナンを、メキシコのアカデミー賞ことアリエル賞を6度受賞しているダニエル・ヒメネス・カチョがジェシカの義弟フアンを演じる。
予告編は、ジェシカが音響スタジオで自分にしか聞こえない音について話す場面からスタートする。「地球の核から響く 轟音のような」その音に導かれるように、様々な場所を訪れるジェシカの足どりが気になる映像に仕上がっている。
とある明け方、地球の核が震えるような、不穏な音に襲われて以来、ジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスを訪ね、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる。
3月4日から、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開。
(C)Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.
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