萩原みのり、死恐怖症を抱える大学生に! 岐阜県の幽霊団地事件を基に企画された「N号棟」GW公開
2022年1月15日 08:00

萩原みのり(「成れの果て」「街の上で」「佐々木、イン、マイマイン」)が主演するホラー映画「N号棟」が、2022年のゴールデンウィークに公開されることが決定した。実際に起きた「幽霊団地事件」を基に企画された作品となっており、山谷花純、倉悠貴、筒井真理子が共演。「リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲」を手掛けた後藤庸介が監督を務めている。
2000年、岐阜県富加町で起きた「幽霊団地事件」。「夜中に誰もいない部屋から音が聞こえてくる」「ドアが勝手に開閉を繰り返す」「テレビのチャンネルが勝手に変わる」など、数多の怪奇現象が報告されたことで、警察、マスコミ、霊能者までが団地に押し寄せ、大パニックとなった。やがて、住人の生活は「怪奇現象」よりも取材陣や野次馬によって脅かされるように。「建て付けの問題など、欠陥住宅であることが原因だった」として、ある日突然事態は収束するが、その噂を流したのは、他でもない住人たちだった。
そんな事件を基にした「N号棟」は、考察型恐怖体験ホラー映画となった。近年話題作への出演が相次ぐ萩原は、死恐怖症(タナトフォビア)を抱える大学生の史織役に挑む。
元カレが卒業制作に撮影するホラー映画のロケハンに同行した史織。そこはかつて心霊現象で話題になった廃団地だった。そんな廃団地に住む不可思議な住民らは死者の霊魂の存在を信じ、共生していた。興味本位でロケハンに訪れた一行は気味悪がり、早く団地を去ろうとする。しかし、死への恐怖と闘いながらも、その側面を覗くことによって得られる生の刺激に抗えない史織は、同行者を巻き込みながら、廃団地に隠された謎を追っていく。

倉と山科は、史織と団地に乗り込む大学生・啓太と真帆を演じることに。筒井は、諏訪太朗、赤間麻里子、岡部たかしといった個性派バイプレイヤーとともに幽霊団地の住人を怪演している。
萩原は、死恐怖症を抱える役どころについて「死を間近に感じることで生をより実感する。死と向き合うということは、生きると向き合うことでした」と説明。「N号棟というタイトルを聞くだけで何だか笑えてきてしまうほど本当に大変な現場でしたが、私自身も生きているのか死んでいるのか、カメラが回っているのか回っていないのか分からなくなってしまったくらい、このN号棟という小さな世界はとにかく異常で、誰もが敵で、でも誰もが味方でした。あの時見た筒井さんの優しくて温かい、なのにとても恐ろしい顔が今も頭に焼き付いています」と振り返っている。
脚本も兼任した後藤監督は「かつて某団地で実際に起きた事件の真相を、僕なりに解釈して映像化した作品です」と話す。「窓が突然開き、テレビが勝手について、天井や壁から激しい音が鳴る…団地中で続発する不可解なラップ現象を起こしたのは、一体『誰』なのか? ご本人も『記憶がない』と語る、クライマックスにおける萩原みのりさんの演技は、もはやドキュメンタリーでした。その顔は、今まで全く見たことのない、恐ろしいものでした」とコメントを寄せている。
「N号棟」は、2022年のゴールデンウィークに公開。なお、クラウドファンディングの実施も予定している。
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