キアヌ・リーブスが“バーチャル来日”! 柴咲コウと再会し「本当ならハグしたい」
2021年12月7日 14:20
社会現象を巻き起こした人気SFシリーズの18年ぶりとなる新章「マトリックス レザレクションズ」のプレミアイベントが12月7日、都内で行われた。過去3作に引き続き、主人公のネオを演じるキアヌ・リーブスが、トリニティー役のキャリー=アン・モスとともに、滞在する米ロサンゼルスからリモート登壇し「マトリックスならではのアクションと発想、そして愛がたくさん詰め込まれている。笑って泣いて、皆さんにインスピレーションを受け取ってもらえれば」と日本のファンにメッセージを送った。
仮想空間を舞台にした本シリーズらしく、コロナ禍での“バーチャル来日”を果たしたリーブスは「クレイジーな方法だけど(笑)、特別な瞬間を皆さんと共有できて最高だよ」と笑顔を見せ、投げキッスを披露する瞬間も。アン・モスも「本来なら皆さんのそばにいたかったけど、今いるこの場所から愛を送ります。ハートと魂、そして汗を注ぎ込んだシリーズ新章を気に入ってもらえれば」とアピールした。
18年間という長い歳月を経て、シリーズ復帰を果たし「こんな日が来るなんて、想像もしていなかったけど、オファーを受けた日は心からうれしかった」(リーブス)、「その通りね。わたしもワクワクが止まらず、踊りだしたくなった。シュールだけど、人生で一番すてきな瞬間だった」(アン・モス)と喜び爆発。そして、リーブスは「俳優として、これだけ特別な作品に出合えるのは何度もないこと。これほどポジティブな形で、人々の心に触れた作品に再び参加できるのは光栄だし、感謝したい」と改めて本シリーズへの強い思い入れを熱弁し、アン・モスも「ぜひ登場人物たちの旅路を楽しんで。会話のきっかけになればうれしいし、『また見たい』と思える作品」と語っていた。
プレミアイベントには、日本語吹き替え版声優を務める柴咲コウ、日本版インスパイアソングが担当するロックバンド「MY FIRST STORY」のHiroが来場した。柴咲は「ほんの少しですが、声をやらせていただいた」とだけ語り、役どころの明言は避けたが、リーブスとの共演シーンもあるといい「神のようでしたね」とほれぼれ。2013年公開の「47RONIN」でリーブスと共演しており、「素直でまっすぐなピュアな方。日本語のお手紙を書いてくださり、本当に感動しました」と回想した。リモートでの再会に「感動する。胸がいっぱいです」と感激すると、リーブスも「やあ、久しぶり! 本当ならハグしたいし、直接こんにちはって言葉を交わしたいけど、笑顔を見られてうれしい」と話していた。
「マトリックス レザレクションズ」は、12月17日から全国公開。ジェイダ・ピンケット・スミス(ナイオビ役)、ランベール・ウィルソン(メロビンジアン役)、のダニエル・バーンハード(エージェント・ジョンソン役)らが続投。ネオを救世主と信じ、世界の真実へと導くモーフィアス役を「アクアマン」のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ネオの宿敵エージェント・スミス役をジョナサン・グロフが新たに演じ、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが扮する新キャラクターも登場する。シリーズの生みの親であり、過去の3作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとった。
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