「マトリックス レザレクションズ」謎多きキャラ設定が明らかに トリニティーは主婦、ネオを崇拝する人物も
2021年12月3日 20:00
「マトリックス」の新章「マトリックス レザレクションズ」のキャラクタービジュアルが披露され、あわせて新たなキャラクター設定が明らかになった。ネオやトリニティーなど前作からキャストごと続投するキャラクターもいれば、モーフィアスやスミスのように演者が新キャストで登場するキャラクター、そして新章で初登場するキャラクターなど、さまざまな人物たちを紹介していく。
本作でも、ネオ/トーマス・アンダーソン役を再演。“マトリックス”から救出された救世主として、今回も“進むかとどまるか”の二者択一を迫られる。セラピーに通い「青いピル」を服用しており、日常生活の中で徐々に“何か”に気付き始める。「マトリックス」(1999)でのトーマスは、大手企業に勤めるプログラマーながら裏では凄腕ハッカーとして暗躍していた。やがてモーフィアスと出会い、真実を知ることができる「赤いピル」と、何事もなかったように今までの生活に戻れる「青いピル」の選択を迫られ、「赤いピル」を飲んで覚醒。救世主ネオとして戦いに身を投じていくという役どころだった。
「マトリックス」シリーズのヒロインとして知られるトリニティーは、本作では主婦の「ティファニー」として登場。かつてネオと共に人類を救うために戦った勇ましいトリニティーの面影は感じられず、穏やかな女性としてネオの前に現れる。これまでのシリーズでは、ネオとは深く愛し合う恋人関係でもあったが、予告編でも見られるように、本作の2人は初対面のようだ。しかし握手を交わした瞬間、思わずネオに対し「前に会った?」と語り掛ける。
これまでのシリーズではローレンス・フィッシュバーンが演じてきたモーフィアス。本作では、「アクアマン」(2018)のブラックマンタ役などで知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じている。ネオを導きながらも、自分自身の存在意義を見定め、使命を全うしようとする。
これまでのシリーズでは、ネオの前に幾度となくヒューゴ・ウィービング演じる宿敵「エージェント・スミス」が立ちはだかったが、本作で登場する「スミス」は、有能でそつがないビジネスマンタイプの男性。トーマスとは打って変わって、愛嬌と商才を兼ね備えている。演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」への主演で知られるジョナサン・グロフ。予告編では「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ」と意味深なセリフを放っている。
新キャラクターとなるバッグスは、伝説の救世主ネオを崇拝している。印象的な青い髪に、腕には白ウサギのタトゥーを入れており、「真実を知りたければついてきて」と、ネオをモーフィアスのもとへ連れて行く。1作目ではネオが「白ウサギを追え」というメッセージを受け取り物語が動き出したことから、彼女も重要な鍵を握る人物の一人になりそうだ。演じるジェシカ・ヘンウィックは、テレビシリーズ「Marvel アイアン・フィスト」などで知られ、予告編でも華麗なアクションを披露している。
青い眼鏡をかけた心理カウンセラーの新キャラクター。ネオのセラピーを行い、彼に「青いピル」を処方している。さらに、部屋では“黒猫”を飼っているという設定だ。演じるのは、「ゴーン・ガール」やテレビドラマ「ママと恋に落ちるまで」で知られるニール・パトリック・ハリス。
披露されたビジュアルは、それぞれ個性的なサングラスや眼鏡を着用し、中には銃を構えているキャラクターの姿も。クールでスタイリッシュな「マトリックス」らしさ漂う仕上がりだ。
「マトリックス レザレクションズ」は、12月17日から全国公開。