名画盗難事件を巡る感動の実話 「ノッティングヒルの恋人」監督の長編遺作、予告&ポスター公開
2021年11月25日 12:00

「ノッティングヒルの恋人」「恋とニュースのつくり方」などを手がけ、今年9月に死去したロジャー・ミッシェル監督の長編遺作「ゴヤの名画と優しい泥棒」の予告編が披露された。1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーで実際に起きたゴヤの名画盗難事件の知られざる真相を描く。

世界中から年間600万人以上が来訪し、2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、同所からゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれる。前代未聞の大事件の犯人は ケンプトン・バントン、60歳。長年連れ添った妻と優しい息子とニューカッスルの小さなアパートで年金暮らしをする、ごく普通のタクシー運転手だった。そんな彼が出した脅迫状には、「絵画を返して欲しければ、年金受給者のBBCテレビの受信料を無料にせよ!」と書かれていた。

孤独な高齢者が、テレビに社会とのつながりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠れた真相があった。
主人公ケンプトン・バントンを演じるのは、「アイリス」でアカデミー賞助演男優賞を受賞、「ハリー・ポッター」や「パディントン」シリーズなどで知られるジム・ブロードベント。長年連れ添った妻ドロシー役をオスカー女優のヘレン・ミレン、息子役は「ダンケルク」のフィオン・ホワイトヘッドが演じる。

予告編は、ケンプトンが裁判官に起訴状を読み上げられる場面から始まり、名画盗難事件の裏側や夫婦の物語が映し出される。あわせて本ポスターと場面写真も披露された。
「ゴヤの名画と優しい泥棒」は2022年2月25日から東京・TOHO シネマズ シャンテ他にて全国公開。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
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