アイリス
劇場公開日 2002年12月7日
解説
アカデミー賞助演男優賞をジム・ブロードベントが受賞、女優賞2賞にノミネート(主演ジュディ・デンチ、助演ケイト・ウィンスレット)されたドラマ。イギリスの小説家アイリス・マードックとその夫ジョンの40年間に渡る日々を、50年代のオックスフォード大学生時代から、アルツハイマーに冒された晩年までを描く。監督、共同脚本は、英国演劇界の重鎮、リチャード・エア。彼の母親も同じ病気を患っていた経験を持つ。
2001年製作/91分/イギリス
原題:Iris
配給:松竹
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2018年11月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
イギリスで有名な女性小説家アイリスと彼女をずっと支え続けてきた旦那さんの話。過去と未来を行き来しながら話が進行する。
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若い頃のアイリスはモテるし旦那さんにあなたが1番みたいな事言っときながら普通にほかの人とやっちゃってたり。
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これをやってるのが男だったら、許すまじと思うけど女だとこういう生き方もアリなのかもと思ってしまう(笑).
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それにしても、何かとケイト・ウィンスレットの裸体映像が多い。確かにめちゃくちゃ綺麗な体してるけど、川で全裸で泳がなくても良くない?(笑)おばあちゃんになってからはシャワーシーンですら胸は映さないのに。
2018年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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自由と幸福がテーマが持ち味のアイリス。小説、随筆などイギリス文芸界で最高のレディとされてきた。やがて、アルツハイマー病が彼女を蝕んで、夫ジョンは静かに見守り愛し続ける。『きみに読む物語』を見たあとでは、純愛を感じられない夫婦ではあるが、老いてようやく「君を独り占めできた」と語るジョンに哀愁を感じてしまう。
アイリスにとってみればジョンは最良の伴侶であると感じるが、ジョンにとってみれば、寝言で他の男の名前が出る辛さがある。肉体は他の男に取られても精神は一つ・・・と考えてもみたが、アルツハイマーにかかると記憶は新しいことから消えてゆく。こんな悲しい話があろうか。夫婦でありながら、アイリスには過去の男の記憶が強烈に甦るはずである。
セックスに関する自由が、老後になってから災いとなる不幸を思うと、結婚前に何人の男と付き合ったのかが重要なことにも思えてくる・・・何も感動できない不思議な映画だった。ケイト・ウィンスレットのヌードを見れただけ良かった。ちょっと太っていたけど・・・
2013年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
美貌と才能に溢れる自由奔放な女性に恋に落ちた若き日と、積み重ねた年月によってのみ形作られ語られる思いが、質感の高い演出としっかりとした演技によってしっとりと美しく表現されていた。過去の映像を繰り返し挿入することで、二人がどのように幸せだったかとかどのような日々を共有してきたのかがよくわかるようになっている。ただ自分にはまだこのような作品を心から堪能するには時期尚早かとも思う。もっと年齢を重ねるとより深く入り込めるのかもしれないが、心理的にまだ主人公のジョンの境地にまでいきたくはないという抵抗もあった。
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