埼玉出身の編集部員がお薦めする埼玉が舞台・モデルのアニメ4選
2021年11月16日 13:00

11月14日は埼玉県民の日、2021年は埼玉県誕生150周年のアニバーサリーイヤーです。今年はあいにくと日曜でしたが、埼玉在住の方のなかには学生時代に県民の日を利用してディズニーランドに行ったという方も多いのではないでしょうか。埼玉県民の日を記念して、埼玉出身の編集部員Gが埼玉が舞台・モデルのお薦めアニメ4作をご紹介します。
秩父市が主な舞台の3部作「あの花」「ここさけ」「空青」
長井龍雪(監督)、岡田麿里(脚本)、田中将賀(キャラクターデザイン)による制作チーム「超平和バスターズ」によるオリジナルアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(略称「あの花」)、「心が叫びたがってるんだ。」(「ここさけ」)、「空の青さを知る人よ」(「空青」)は秩父市を主な舞台にした3部作です。秩父市は脚本を担当した岡田氏の故郷で、物語には自身の体験が色濃く反映されていることが著書「学校へ行けなかった私が『あの花』『ここさけ』を書くまで」につづられています。
2021年は「あの花」放送10周年で、テレビアニメ版のエンディングテーマ「secret base ~君がくれたもの~(10 years after Ver.)」の歌詞「10年後の8月」にちなんで、今年8月に秩父市でアニバーサリーイベントが開催されました。
飯能の山に女子高生が登る「ヤマノススメ」シリーズ

飯能市が主な舞台の「ヤマノススメ」は、女子高生が仲間たちと登山をして山の魅力を知っていく人気シリーズ。2013年にテレビアニメ第1期が放送され、2022年に第4期「ヤマノススメNext Summit」が控えています。
スタッフが綿密に取材して実際の風景が忠実に描かれているのが、本シリーズの見どころのひとつ。主人公が序盤で登った飯能の天覧山(標高197メートル)は、ハイキングコースとしても知られているスポットです。池袋から特急を使えば40分ほどで飯能まで行けますので、天気のいい日に散策をかねて作品の舞台を訪れてみてはいかがでしょうか。
小江戸・川越で紡がれる中学生のみずみずしい恋愛ドラマ「月がきれい」

2017年に放送されたオリジナルアニメ「月がきれい」は、レトロな町並みで観光地として人気の川越市が舞台。同作では、中学3年の男女のみずみずしい恋愛模様が描かれます。作中には同市内の建物や店などさまざまなスポットが登場し、地域行事の「川越まつり」もドラマに織り込まれています。
同作でキャラクター原案を担当したloundrawが監督する劇場短編アニメ「サマーゴースト」が11月12日から公開中です。
所沢市の狭山丘陵が風景のモデルのひとつ「となりのトトロ」

スタジオジブリの「となりのトトロ」に登場する風景のモデルのひとつは、埼玉県所沢市の狭山丘陵だと言われています。公益財団法人トトロのふるさと基金(http://www.totoro.or.jp/)によって狭山丘陵の山林地が「トトロの森」として保全され、この運動には宮崎駿監督も呼びかけ人の1人として名を連ねています。
元アニメーターで宮崎監督の妻、宮崎朱美氏による書籍「トトロの生まれたところ」(岩波書房刊)には、宮崎監督が今の所沢への思いを語るインタビューが掲載されています。
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