ウェス・アンダーソン監督「フレンチ・ディスパッチ」 監督本人も登場!? 遊び心満載のイラストポスター6点
2021年11月12日 10:00

ウェス・アンダーソン監督の最新作「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」のストーリーポスターとシネマポスターの計6点がお披露目。あわせて11月12日からムビチケオンライン、12月3日からムビチケカードが販売されることも決定した。
本作は、「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014)、「犬ヶ島」(18)などで知られるアンダーソン監督の記念すべき第10作。物語の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部だ。一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッション、美食に至るまで、テーマに深く切りこんだ唯一無二の記事で人気を獲得している。しかし、編集長が仕事中に急死し、その遺言で廃刊が決定。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の全貌とは……。

ストーリーポスターは、編集長の追悼号に寄せられた、個性豊かな記者たちによる選りすぐりの4つのストーリーに焦点を当てている。「自転車レポーター」のポスターでは、記者サゼラック(オーウェン・ウィルソン)が、編集長の愛した街アンニュイ・シュール・ブラゼを、自転車でめぐりながら紹介。「確固たる名作」では、記者ベレンセン(ティルダ・スウィントン)が、個性的な画家で囚人のモーゼス(ベニチオ・デル・トロ)と、彼のミューズで看守のシモーヌ(レア・セドゥー)との驚くべき関係を記事にしている。
続く「宣言書の改定」では、記者ルシンダ(フランシス・マクドーマンド)が、“若き理想主義者運動”を立ち上げたリーダーのゼフィレッリ(ティモシー・シャラメ)と会計士ジュリエット(リナ・クードリ)が関わる学生運動と、その青春の激しさと甘さを間近でとらえており、「警察所長の食事室」では、記者ローバック(ジェフリー・ライト)が、警察署長(マチュー・アマルリック)お抱えの天才シェフ・ネスカフィエ(スティーブン・パーク)お手製の絶品料理を優雅に堪能している。ポスターには豪華キャストが演じるキャラクターや、物語のヒントになりそうな気になる要素が、細かく描きこまれている。

一方のシネマポスターは、アンダーソン監督が営む架空の映画館をとらえたもの。劇中のキャラクターたちが、「フレンチ・ディスパッチ」を一緒に鑑賞するさまが描かれ、アンダーソン監督の姿も確認できる。アンダーソン監督の映画や映画館への愛がこめられ、本作の映画館での鑑賞への期待が高まるビジュアルだ。遊び心満載のポスター6点はいずれも、劇中に登場する「フレンチ・ディスパッチ」紙の表紙イラストのデザイナー、ジャヴィ・アズナレツ(@javi_aznarez)が手がけた。
本作は11月8日に閉幕した第34回東京国際映画祭で、日本で初上映された。鑑賞者からは「ウェス・アンダーソン最高傑作! 毎分どころか毎秒が見どころだらけでした」「文芸雑誌と映画への愛が溢れてる! つまり愛しかない!」、「圧巻の画面構成と映像の美しさ、セリフ回し、情報量の多さでさすが! もう一度見ます!」など、絶賛の声が相次いだ。

「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」は、2022年1月28日に全国で公開。なおムビチケオンラインが11月12日正午から、ムビチケカード第1弾(劇場で販売)が12月3日から、第2弾が12月24日から発売される。それぞれデザインやオリジナル購入特典が異なり、詳細はサーチライト・ピクチャーズの公式サイト(https://searchlightpictures.jp)や公式SNSアカウントで確認できる。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00