「銀河鉄道の夜」「万引き家族」など細野晴臣が音楽を手掛けた6作品を上映 特集「細野晴臣 映画音楽レトロスペクティブ」開催
2021年11月8日 12:00
細野晴臣が2019年にアメリカで初めて開催したソロライブの模様を収録したライブドキュメンタリー「SAYONARA AMERICA」の公開を記念し、11月9~11日にシネスイッチ銀座で「細野晴臣 映画音楽レトロスペクティブ」と題した特集上映の開催が決定した。
上映予定作品は、「銀河鉄道の夜」(1985年:杉井ギサブロー監督)、「メゾン・ド・ヒミコ」(2005年:犬童一心監督)、「グーグーだって猫である」(2008年:犬童一心監督)、「万引き家族」(2018年:是枝裕和監督)、「NO SMOKING」(2019年:佐渡岳利監督)、「Malu 夢路」(2019年:エドモンド・ヨウ監督)という、細野が初めて映画音楽に携わったアニメーション「銀河鉄道の夜」から近年の傑作まで、バラエティ豊かな6作品。さらに特別に、それぞれの作品への“細野晴臣スペシャル・メッセージ文”付きでの上映される。
上映に先駆けて、「NO SMOKING」、「万引き家族」への細野のメッセージが先行公開された。「NO SMOKING」については「2019年の米国でのライブ、そして展覧会もあり、音楽活動50周年的な流れの中で制作されました。『No Smoking』とは、タバコに限らず世の中の制約に不安が募り、そんな思いを込めたタイトルです。そして今世界は…」とタイトルについてコメント。「万引き家族」には、「この映画が世界的な話題になるとはつゆ知らず、制作中は身の丈に合ったスケール感を楽しんでいました。ですからその後の展開には目を見張るものがあり、自分にとっては驚きの作品です」と音楽制作時を振り返る。
最新作「SAYONARA AMERICA」は、「NO SMOKING」公開時からアメリカ公演をまとめて映像化する構想があったと明かしており、「たとえばDVDだけなら、記録としての役割があればいいと思うけど、映画館で上映するとなると、映画が好きな自分にとっても面白いものでないと。暗闇でずっと観るわけだし。特にいまの時代、それを公開するということは自分にとってもなんらかの意味がないとね。メッセージがないといけないと思って、そんなにいっぱい込められないけど、多少はいまの自分の考えを入れようと思ったんだ。それでアメリカ公演の映像だけでなく、新たにそういう要素を自分で撮ったんだよね。スタジオの屋上に上がって」と話す。劇中では、細野自身が屋上で映像を撮影し、今の思いを観客に語りかけている。11月12日からシネスイッチ銀座、シネクイント、大阪ステーションシティシネマほか全国順次公開。
期間:11/9(火)~11(木)
上映劇場:シネスイッチ銀座
料金:一般券 1,300円均一/ 一日券:3,000円(当日窓口のみ販売)
上映日時:
「銀河鉄道の夜」(85)杉井ギサブロー監督 11/10(水)18:30 11/11(木)13:20
「メゾン・ド・ヒミコ」(05)犬童一心監督 11/9(火)15:55 11/10(水)10:45
「グーグーだって猫である」(08)犬童一心監督 11/9(火)10:45 11/11(木)15:55
「万引き家族」(18)是枝裕和監督 11/9(火)18:30 11/10(水)13:20
「NO SMOKING」(19)佐渡岳利監督 11/9(火)13:20 11/11(木)18:30
「Malu 夢路」(19)エドモンド・ヨウ監督 11/10(水)15:55 11/11(木)10:45
※無くなり次第終了となります。詳細は劇場HPまで。
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