不朽の恋愛映画が、ハン・ジミンとナム・ジュヒョクで新たな物語に!韓国版「ジョゼと虎と魚たち」新場面写真&花澤香菜らのコメント到着
2021年10月22日 12:00

ハン・ジミンとナム・ジュヒョクが主演し、韓国で映画化された「ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国版)」。このほど花澤香菜、村上佳菜子、真野恵里菜ら著名人からの絶賛コメントと、追加の場面写真が公開された。
「ジョゼと虎と魚たち」は田辺聖子の同名短編小説が原作。日本では2003年に妻夫木聡と池脇千鶴の共演、犬童一心監督で実写映画化され、20年にはアニメ映画化もされた。韓国版では足の不自由なジョゼ役をにハン・ジミン。大学生の心優しき青年ヨンソク役をナム・ジュヒョクが演じた。監督・脚本はキム・ジョングァンが務め、日本実写版のエッセンスを巧みに取り入れながら、四季が織りなす美しい映像を背景に、足の不自由な女性と平凡な大学生の切ない恋模様の行方が、美しくも儚い純愛映画として描かれる。韓国版では日本版と異なるエンディングが用意されている。
10月29日からkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神ほか全国順次公開。劇場公開に先駆けて、10月22日から24日までオンライン配信サービス「シネマ映画.com」で日本最速プレミア上映(3日間、300人限定)される。
■花澤香菜(声優・女優・歌手)
これは一瞬のものかもしれない、というざらっとした気持ちが、ジョゼを通して蘇ってきました。
ジョゼとヨンソクのかけがえのない美しい時間を、ずっと見ていたかったです。
人は誰でも支えがないと生きていけないということも改めて思いました。
一つ一つの映像が細かいところまで素敵で、自分が想像するイメージを表現されているような感覚で、
まるで小説を読み進めているような気分になりました。
知れば知るほどに自分の気持ちに蓋をして遠ざかろうとする想いはどちらも共感できました。
幸せとは何か、そんなことを考えながらラストは涙が溢れました。
それとは裏腹に鼓動が早くなるかのようにぐっと縮まる二人の距離。
静けさの中に熱く流れる涙が今でも鮮明に映像として自分の中に溢れてくる。
そんな忘れられない景色が幾つもある作品でした。
そうするとどんな世界でも全て肯定してくれた。画の中に暗がりと光が同時に描かれていて、
赤や黄や青、他にも沢山の色が集まって黒になっているんだよ、という誰かに言われた言葉をふと思い出しました。
若い時に知らなきゃ良かった、と感じた事もいつか記憶として助けてくれる、
きっと、そうだといいな、と思っています。
確かに存在した愛の始まりとその終わり
たとえ永遠でなくても、その思い出をぎゅっと抱えて生きていける。
そんな出会いが人生にはある。
深く切なく静かな余韻に胸がじんわりと温まるのを感じた。
道端で泣き出すことも一人だけで車椅子を
颯爽と漕ぐ姿を見せることもない二人の永遠を、
もう一度信じたくなる。
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