実写映画版「キャッツ」で傷心の巨匠、「唯一楽しかった」経験を告白
2021年10月14日 11:00

ミュージカル音楽の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが、代表作「キャッツ」のハリウッド実写化において、唯一楽しかった経験を明かした。
ロイド=ウェバーは、米バラエティ主催のイベント「Variety Legit」に出席。実写版「キャッツ」の製作過程を振り返り、テイラー・スウィフトとの共同作業が「数少ない楽しい経験のひとつだった。唯一楽しかったことと言えるかもしれない」と語った。
スウィフトは、ミュージカルの原作にあたるT・S・エリオットの詩集「キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を深く掘り下げて歌詞を書き上げており、「単なる歌詞の寄せ集めではなく、エリオットの思想のエッセンスを汲み取っていた」と述懐。ロイド=ウェバー作曲、スウィフト作詞の劇中歌「BEAUTIFUL GHOSTS」は、ゴールデングローブ賞の最優秀楽曲賞や、グラミー賞の最優秀映像作品楽曲にノミネートされている。
2019年に製作された実写版「キャッツ」は、「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが監督、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードのほか、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、イアン・マッケランら豪華キャストが集結。
しかし、批評は散々で、最低映画の祭典ラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞で最多6冠を達成、興行的にも全世界興収約7300万ドル(約84億円)と期待外れの結果に終わっている。ロイド=ウェバーは、バラエティの特集取材でその“トラウマ”に対処するため、セラピー犬を購入したことも明かしていた。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)