Netflix「イカゲーム」、「パラサイト」に続きアメリカの賞レースを制すか
2021年10月13日 11:00
Netflixで史上最大のヒットとなることが確実視されている韓国ドラマ「イカゲーム」が、米テレビ界最高の栄誉とされるプライムタイム・エミー賞でも旋風を巻き起こす可能性があると、米バラエティが報じている。
「イカゲーム」は、多額の借金を抱えた人々が巨額の賞金を獲得すべく、生死を賭けたサバイバルゲームに挑むさまを描くサスペンスドラマ。「トガニ 幼き瞳の告発」「怪しい彼女」ファン・ドンヒョク監督が企画、制作総指揮、演出を手がけている。
9月17日に世界配信を開始した同作は、アメリカを含む90以上の国と地域で視聴数1位を記録しており、世界的なブームを巻き起こしている。
全編韓国で制作され、ほぼ韓国語のドラマのため、アメリカでは通常なら国際エミー賞が対象となる。しかし、米企業Netflixの指導のもと、アメリカ配給を念頭に制作されたため、エミー賞を主催するテレビジョン・アカデミーの広報は「プライムタイム・エミー賞の対象になる」と明言。ただし、プライムタイム・エミー賞と国際エミー賞の両方に出品するのは不可能で、どちらかを選択しなければならないという。
韓国発のエンタメといえば、ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」が米アカデミー作品賞など米映画賞を席捲したことが記憶に新しいが、「イカゲーム」が米テレビ界のトップに君臨する可能性もありそうだ。