35年前の失踪事件の真実とは…ティム・ロス×クライブ・オーウェン「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」予告
2021年10月13日 08:00

ティム・ロスとクライブ・オーウェンが共演し、音楽映画の名匠フランソワ・ジラール(「レッド・バイオリン」「シルク(2007)」)が監督を務めた「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」の予告編と、新場面写真4点が披露された。
第二次世界大戦下の英ロンドンに住む9歳のマーティンの家に、ポーランド系ユダヤ人で類まれなバイオリンの才能を持つ同い年のドヴィドルが引っ越してきた。宗教の壁を越え、ふたりは兄弟のように仲睦まじく育つ。しかし、21歳を迎えて開催された華々しいデビューコンサートの日、ドヴィドルは行方不明になった。それから35年後、ある手がかりをきっかけに、マーティンはドヴィドルを探す旅に出る。
予告編の冒頭では、演奏を楽しみに待つ人々で賑わうコンサート会場の光景が映し出される。しかし、主役のバイオリニストであるドヴィドルが行方不明となり、あたたかな雰囲気は一変。時は移り、小さな手がかりを掴んだマーティンは、ロンドン、ワルシャワ、ニューヨークをめぐりながら、姿を消したドヴィドルの行方を追う。マーティンの「彼には僕だけかも」という呟きから、兄弟のように過ごしてきたふたりの絆の強さを垣間見ることができる。彼の旅路を彩るのは、美しいバイオリンの音色。21世紀を代表するバイオリニストのレイ・チェンが演奏を担っている。

「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」「海の上のピアニスト」のロスが主人公マーティン、「クローサー(2004)」「ジェミニマン」のオーウェンがドヴィドルを演じる。「ウェールズ国立青年オーケストラ」所属の最年少メンバーとして、将来を嘱望されるバイオリニストであるルーク・ドイルが、幼少期のドヴィドル役を務め、本作で映画デビューを果たした。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのハワード・ショアが音楽を手がけている。
新場面写真には、避難所で大人の視線を浴びながらも凛とした表情でバイオリンを弾く幼少期のドヴィドルと、そばで見守るマーティンを活写。さらに、ドヴィドルを見つけるため、路上ミュージシャンに聞きこみを行う現在のマーティンの姿も確認できる。
「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」は、12月3日に東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
(C)2019 SPF (Songs) Productions Inc., LF (Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft
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