「ミッドナイトスワン」「偽りなき者」など、リバイバル上映決定 キノフィルムズ&キノシネマ周年記念
2021年9月17日 09:00

映画配給会社キノフィルムズが発足10周年、映画館キノシネマが3周年を迎えるにあたり、これまで配給されたキノフィルムズ作品のなかから、「偽りなき者」「クソ野郎と美しき世界」「ミッドナイトスワン」「十二単衣を着た悪魔」のリバイバル上映が決定した。
キノフィルムズおよびキノシネマ配給の合計185作品のなかからリクエスト投票が行われ、約4万票集まった。今回選ばれた4作品は、10月1日から7日まで、キノシネマ3館(横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館、天神)で上映。タイムテーブルは9月21日から各劇場サイトにて発表される。
「偽りなき者」は、「光のほうへ」などで知られるデンマークの名匠トマス・ビンターベアが、「007 カジノ・ロワイヤル」「アフター・ウェディング」のマッツ・ミケルセンを主演に迎えたヒューマンドラマ。変質者の烙印を押された男が、自らの尊厳を守り抜くため苦闘する姿を描き、2012年・第65回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞ほか3冠に輝いた。
「クソ野郎と美しき世界」は稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演し、園子温、山内ケンジ、「爆笑問題」の太田光、児玉裕一が監督として参加したオムニバス映画。「ミッドナイトスワン」は、草なぎ演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描き、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞。草なぎも最優秀主演男優賞を受賞した。
「十二単衣を着た悪魔」は、黒木瞳の監督第2作で、内館牧子の長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を映画化。源氏物語の世界に紛れ込んだ現代の青年が、奔放で強い女性に翻弄されながらも成長していく姿を描く。
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