ノルウェー最大の罪を映画化 主演俳優も知らなかった事実「あれほどの邪悪な行為をされるなんて…」
2021年8月27日 12:00

ユダヤ人一家の悲劇と運命を描く「ホロコーストの罪人」(公開中)で、ノルウェー代表のボクサー、チャールズ・ブラウデを演じた若手俳優ヤーコブ・オフテブロのインタビュー映像が披露された。ノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞で主演男優賞を受賞したことを記念し、約5分にも及ぶ貴重な本編映像と共に、知られざる実話を映画化した本作について語っている。
ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたという実話を映画化。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なユダヤ人一家を通して描くことで、今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける。

オフテブロは、実在するブラウデ家の方々に満足してもらいたかったいい、「彼らと実際に会って話をしたり、十分にリサーチをしたんだ。彼らがチャールズのことを誇らしいと感じてもらえるように」と役作りを振り返る。
ノルウェーがホロコーストに加担していた事実については知らなかったようで「もちろんホロコーストやその残酷な結果も知っていたが、ノルウェー人が同胞を収容所に送ったことは知らなかった。初めて原作を読んだとき、受け止めることができなかった。その後、誰もが知らなければいけない事実だと感じた」と悲痛な思いを明かし、「僕らはホロコーストの歴史を知っているが、当時の彼らは自分の身に何が迫っているのか知る由もない。あれほどの邪悪な行為をされるなんて想像できなかったと思う」とブラウデ家に起きた悲劇について思いを馳せる。
最後に「戦争はそれほど昔の話ではないのに、私たちは過去として忘れてしまいがちだ。私たちはより一層、なぜ過去に悲劇が起きたのかを問い続け、正しい情報から学び、常に物事に対して疑問を持つことが大切だと思う」とメッセージを送った。
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