「タレンタイム 優しい歌」ファンブック、8月27日発売! 野中モモ、高良健吾らが名シーンを紹介
2021年8月1日 21:00

映画パンフレットの魅力を発信する有志団体「映画パンフは宇宙だ」(PATU)が、マレーシアのヤスミン・アフマド監督作「タレンタイム 優しい歌」を特集するファンブック「あの日の物語を奏でる about タレンタイム 優しい歌」を、8月27日に発売することがわかった。同作を愛するライターで翻訳者の野中モモ氏、俳優・高良健吾による名シーン紹介や、移動映画館「キノ・イグルー」を展開する有坂塁と、元「SKE48」で映画コメンテーターとして活躍する加藤るみの対談など、様々な企画がラインナップされている。
2009年に51歳の若さで亡くなったアフマド監督の遺作となった「タレンタイム 優しい歌」。17年に日本で劇場公開されると人気を博し、21年3月にはDVDが発売された。
物語の軸となるのは、ある高校で開催される音楽コンクール「タレンタイム」(マレーシア英語で、学生の芸能コンテストのこと)。ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。一方、二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。さらに、悲劇に見舞われるマヘシュの叔父、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母らの様々な思いが交錯する。そして民族や宗教の違いによる葛藤を抱える学生たちは、遂にコンクールの当日を迎える。

ファンブックには、「マイ・ベストシーン・オブ・タレンタイム」と題した名シーンの紹介をはじめ、有坂と加藤の対談、同作を配給した映画会社「ムヴィオラ」代表の武井みゆき氏へのインタビュー、小説家・温又柔氏の寄稿などが収録され、作品に魅了された人々の熱い思いに触れることができる。
さらに、多民族国家マレーシアを舞台にした物語に登場する、魅力的で愛おしいキャラクターたちにフォーカスするコーナーもあり、ファンから寄せられた「推し」ポイントを一挙に紹介。また「タレンタイム 優しい歌」の次回作となる予定だった「ワスレナグサ」という未完の作品をたどる旅、マレーシアの歴史ガイド、ファッション特集、おすすめマレーシア映画紹介など、多彩なコンテンツが用意されている。

2018年に設立された同団体は、“映画パンフ文化”に貢献するべく活動しており、様々な書籍を刊行している。初の自主出版書籍であるアリ・アスター監督(「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」)の短編解説読本「I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.」が話題となり、一夜でインターネットの販売分が完売。その後もグラフィックデザイナー・大島依提亜氏を特集したムック本「大島依提亜と映画パンフ」、「ハッピー・デス・デイ」シリーズや東宝映画版の「子連れ狼」のファンブックなども販売しており、オンラインストア(https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/5fb51d9eda019c3ecd4c3f7b)で購入することができる。
「あの日の物語を奏でる about タレンタイム 優しい歌」(全28ページフルカラー)は税込800円(送料別、全国一律400円)。8月11日までの先行予約受付期間は、「映画パンフは宇宙だ」のオンラインストアで予約可能であり、一般発売日は同月27日の午前10時となっている。
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