タレンタイム 優しい歌
劇場公開日:2017年3月25日
解説
2009年に他界したマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの長編映画としての遺作となった作品。音楽コンクール「タレンタイム」(才能の時間=タレントタイム)が開催される高校で、ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ち、二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転入生ハフィズを嫌っていた。コンクールに挑戦する生徒たちの青春を描きながら、マヘシュの叔父に起きる悲劇や、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母など、民族や宗教の違いによる葛藤を抱えた人々の様子を通して、多民族国家としてのマレーシア社会を映し出す。
2009年製作/115分/マレーシア
原題:Talentime
配給:ムヴィオラ
スタッフ・キャスト
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マレーシア、いわゆる多民族国家、他言語国家。
異なる言葉、文化で暮らす人々、家族のありようも障がいなどの有無、などなどをすっぽりと包み込むような社会であり国のようだ。
さまざまな形の家族という単位、
しかしその家族という単位の中で、個人として、一人の人間としていかに生きるか。
それができてない家族というか親も中にはいて、中国人の男の子は成績トップでないと父親に殴られているし、異なる宗教を普段は仲良く社会の中で暮らしているが身内の結婚となると認められなくて、いざ偏見に囚われ子は付属物のように扱われていたり、それが連鎖して次の不幸をよんだり、本当に愛情と尊敬を持って血縁でないものも巻き込んで暮らすヒロイン(ピアノ弾き語りで歌う女の子)家族とのコントラスト。
トラブルやうまくいかないこともあるけど、それそれの信仰や、血縁であるかないかなどに関わらず、思い込み、偏見のその先には、謎の車椅子の男が、いつも飛んでいる、と言っていたがまさにちょっとした助走で飛び越え飛び出して、腕を広げ眼差しを交わし合うことで豊かな世界が広がる。 父親に殴られそれを成績の良い子のせいにして捻くれていた子が、母親を病気で亡くした子に寄り添い音楽コンテストで美しい音を奏でる、バイクの子に恋して唄にさらに磨きがかかった女の子は当日歌えない。乗り越えたり乗り越えられなかったり、寄り添ったり寄り添えなかったりの、陳腐な言葉だが豊かな多様性と思える、日本にはなかなか今はないものがここにあるって感じ。
2023年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
パメラチョン扮する高校生ムルーハリスは、ピアノの弾き語りでタレンタイムに出る事になったので、マヘシュジュガルキショー扮する聴覚言語障害者のマヘシュにバイクで送ってもらう事になった。ムルーはマヘシュの障害を知らずものも言わない無礼なやつと思っていた。
レビューの評価が高かったので観てみたが、ムルーが聴覚言語障害者に同情してか、知ったとたんに恋に落ちるのはちょっと唐突過ぎるが、まあ素直に受け取ったとしても相当な覚悟が必要だね。家族を含めて周りの人たちの理解も必要だ。
2022年12月27日
iPhoneアプリから投稿
他民族(マレー系・インド系・中華系)国家。
良い映画です。
2022年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
家族兄弟愛
友情
恋愛
青春
挫折
夢
宗教
差別
沢山のテーマが
盛り込まれてる
泣けた〜(涙)
ヤスミン監督の
ご冥福をお祈りいたします🙏🏼