タレンタイム 優しい歌
劇場公開日 2017年3月25日
解説
2009年に他界したマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの長編映画としての遺作となった作品。音楽コンクール「タレンタイム」(才能の時間=タレントタイム)が開催される高校で、ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ち、二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転入生ハフィズを嫌っていた。コンクールに挑戦する生徒たちの青春を描きながら、マヘシュの叔父に起きる悲劇や、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母など、民族や宗教の違いによる葛藤を抱えた人々の様子を通して、多民族国家としてのマレーシア社会を映し出す。
2009年製作/115分/マレーシア
原題:Talentime
配給:ムヴィオラ
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2020年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
『細い目』と連続で観たのですが、民族の多様性はさらに広がりを見せ、北京語、英語、マレー語、タミル語の四か国語に手話も加わっていて、頭が混乱する。中でも、2人で会話するときにタミル語対英語だったりとか、バイリンガルが凄すぎるのです。
群像劇風に描かれる中、中心となっていたのがピアノの弾き語りをするムルー。彼女の一家でさえ、祖母がイギリス人だったり、中国人もいたりと多種多様。どんな繋がりなのかさっぱりわからなかった。スキンヘッドのお父さんは『細い目』のお父さんと同じ。軽めのギャグをかましているのに、それほど笑えない。
学校の先生たちも結構コミカルに描かれていて、屁をこいてばかりの先生や、ゲイじゃないかと驚いて隠れる先生もいるし、楽しい学校だと感じる。人種差別なんて全くないし、宗教色にしてもムスリムの礼拝が描かれている程度。
聴覚障碍者との恋や成績の1、2位を競うカーホウとハフィズがメインとなり、親族の不幸から立ち直りを見せる高校生たちの一面がとても爽やか。それほど泣ける作品でもないかな~などと思っていたら、最後のワンショットでウルっときた。この作品が遺作となってしまったヤスミン・アフマド監督。もっと色んな作品を撮ってもらいたかった・・・
2020年7月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
多民族国家マレーシアでの家族、病気、異宗教などを含んだ愛を感じる作品。
多民族国家はつくづくバランスを保つのが難しいと思う。その関係の中で子供たちのどう生きるか。正解はないけど、ヒントとなる一掬いがどこかにある映画だった。
2020年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
レビュー見てすごく期待してましたが、そこまででは...
館内が蒸すほど暖かく暖房効いてたのもあり、大分寝落ちしてしまった~
そして長回しのシーンなんかも多かった?のかボンヤリしてしまうと余計ですね。
ちょっと寝すぎでストーリーしっかり掴んでませんが、最後のタレンタイムの弾き語り部分よかったです。
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