信じがたい実話も 「アウシュヴィッツ・レポート」「ホロコーストの罪人」など、ナチス関連の作品群
2021年7月27日 13:00

アウシュビッツ強制収容所を脱走した青年のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化した「アウシュヴィッツ・レポート」が、7月30日から公開される。脚本も手掛けたペテル・べブヤク監督は「私たちは人類の過去の失敗を振り返る必要がある」と本作の重要性を語っている。知るべき真実を描く本作の公開にちなみ、同じくナチスやホロコーストを題材にした作品を紹介する。

第2次世界大戦中の1944年、ユダヤ人が収監されたアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で、収容者の遺体を記録する“遺体記録係”をしているスロバキア人のアルフレートは、ナチスドイツによるその残虐な行為の証拠を持ち出し、有力者に届けるために脱走を企てる。
べブヤク監督は「世界には“英雄”が必要です。何千人もの人々を救うために自分の命を危険にさらした実在の人々の話を見る必要があります。そのような人のおかげで、世界がより良い場所になることを願っています」と、本作に込めた思いを語っている。

第2次世界大戦時、ノルウェーの秘密国家警察がホロコーストに加担していた事実をもとに、あるユダヤ人家族が直面する悲劇と運命を描くドラマ。ユダヤ人一家のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな空気に包まれていた。しかし、ナチスドイツがノルウェーに侵攻したことで状況は一変する。チャールズをはじめとするユダヤ人男性はベルグ収容所に連行され、過酷な労働を強制される。

2015年・第68回カンヌ国際映画祭でグランプリ、第88回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したハンガリー映画。アウシュビッツ解放70周年を記念して製作され、強制収容所で死体処理に従事するユダヤ人のサウルが、息子の遺体を見つけ、ユダヤ教の教義に基づき葬ろうとする姿や、大量殺戮が行われていた収容所の実態を描く。
スパイとしてナチスに潜入した実在の女優ソニア・ビーゲットの真実を描いた歴史ドラマ。第2次世界大戦中、ナチス占領下のノルウェー。ナチスの国家弁務官ヨーゼフ・テアボーフェンは、人気女優ソニア・ビーゲットをプロパガンダに利用しようと画策する。その一方で、ソニアは隣国スウェーデンの諜報部から、スパイとしてナチスに潜入することを要請される。
ヒトラー、ヒムラーに次ぐ、ナチス第3の男ラインハルト・ハイドリヒの暗殺を、史実をもとに描いたサスペンス。第2次世界大戦直下、占拠地域をヨーロッパのほぼ全土に広げていたナチスドイツで、ヒトラーの後継者と呼ばれたナチス高官ラインハルト・ハイドリヒは、ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた。ハイドリヒ暗殺計画を企てたイギリス政府とチェコスロバキア亡命政府は、ヨゼフ、ヤンら7人の暗殺部隊をパラシュートによってチェコ領内に送り込む。

「RED レッド」や「ダイバージェント」シリーズなどハリウッドで活躍するロベルト・シュベンケ監督が母国ドイツでメガホンをとり、第2次世界大戦末期に起きた実話をもとに描いたサスペンスドラマ。敗色濃厚なドイツでは、兵士の軍規違反が続発していた。命からがら部隊を脱走したヘロルトは、偶然拾った軍服を身にまとって大尉に成りすまし、道中出会った兵士たちを言葉巧みに騙して服従させていく。
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