土に埋められた囚人、見世物にされる脱走兵 「アウシュヴィッツ・レポート」衝撃の場面写真
2021年6月9日 12:00

アウシュヴィッツ強制収容所を脱走した青年のレポートが、12万人のユダヤ人を救った実話を映画化した「アウシュヴィッツ・レポート」の場面写真が披露された。脱走兵が連れ戻され見世物にされるシーンや、主人公が記録係として死体と向き合う姿、土に埋められた囚人たちを見下ろす兵士など、衝撃的なシーンを切りとっている。
遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートとヴァルターは、多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため脱走を実行する。同じ収容棟の囚人らが執拗な尋問に耐える中、仲間の思いを背負った2人はなんとか収容所の外に逃げ出し、赤十字職員にアウシュヴィッツの信じられない実態を告白する。


脚本も手掛けたべブヤク監督は「彼らが経験した本当の痛み、恐怖、苦悩すべてを捉えることは決してできないでしょう。私たちにできるのはそれらを想像してみることだけです。この作品で最も伝えたいことは、同じ過ちが繰り返されることは絶対に許されないということです」と本作に込めたメッセージを伝えている。
「アウシュヴィッツ・レポート」は7月30日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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