宮沢氷魚が小松菜奈の恋人に! 吉本ばなな「ムーンライト・シャドウ」特報&ティザービジュアル&場面写真が一挙公開
2021年7月9日 08:00

宮沢氷魚が、吉本ばなな氏の短編小説を小松菜奈主演で映画化する「ムーンライト・シャドウ」に出演することがわかった。宮沢が演じるのは、小松扮するさつきの恋人役。あわせて特報と、主人公・さつきをとらえたティザービジュアル、場面写真4点が披露された。
原作は、吉本氏が大学の卒業制作として1987年に発表した短編で、「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品。1989年に刊行された「キッチン」(新潮社)に収録されており、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。
メガホンをとったのは、「アケラット ロヒンギャの祈り」で第30回東京国際映画祭の最優秀監督賞に輝いたエドモンド・ヨウ監督。突然の恋人の死をなかなか受け入れられずにいる主人公・さつきの一人称で描かれる物語を、詩情豊かに紡ぐ。

宮沢が演じたのは、さつきの恋人・等。全てを包み込むような優しさを持つ一方、いつの間にかその場からいなくなってしまうような儚さが漂う。さつきはその優しさと雰囲気に惹かれ、ふたりは恋人として幸せな時間を過ごすが、等は突然帰らぬ人になってしまう。
宮沢は台本を読んで「自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました」と語る。そして「一つ一つのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました」と話し、その爽やかなルックスと圧倒的な透明感で難役を演じ切った。

特報は、吉本氏の「今の時代に映画になるべくしてなった作品だと思います。」というコメントで幕を開け、原作にも登場するキーアイテム“鈴”の音が静かに響く。どこか神秘的な映像とともに、さつきと等の幸せそうな姿が映し出されるが、「もっとふたりでいたかったな」というさつきのナレーションが流れ、名残り惜しそうに離れるふたりの手が別れを予感させる。
「ムーンライト・シャドウ」は、9月に全国ロードショー。宮沢のコメント全文は以下の通り。
最初に台本をいただいて読んだ時に、自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました。等の苦悩や悩みもすごく共感できましたが、等に訪れる死というものは忘れて、一つ一つのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました。
エドモンド監督は、ずっと笑顔でとにかく役者のことを第一に考え、すごく演じやすくチャレンジしやすい環境を準備してくれたので本当に感謝しています。そういった環境で自由にやらせていただいたからこそ、「こうしたら面白いんじゃないか」というひらめきもあった現場でした。
主人公のさつきは、個性的で自分の意志をしっかりと持っている女性なので、演じるのは独特の空気感を放つ小松さんしかいないと思いました。「ムーンライト・シャドウ」という作品を背負って主人公のさつきになった小松さんがしっかりと先頭にいたので、現場のチーム力も高まっていき、小松さんにもすごく感謝しています。
「ムーンライト・シャドウ」は、いろいろ考える、思うきっかけを与えてくれる、本当に素晴らしい作品になっていると思います。この作品が皆さんのもとへ届くことを楽しみにしていますし、皆さんが少しでも笑顔になってくれることを願って僕たちもがんばりました。吉本ばななさんの原作のように、日本だけでなく世界から愛される作品になったらいいなと思います。ぜひ楽しみにしていてください。
(C)2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会
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