芳根京子、石川慶監督の手紙に涙 役者業に悩むも「優しく包み込んでくださった」
2021年6月25日 13:30

芳根京子が6月25日、都内で行われた主演映画「Arc アーク」の初日舞台挨拶に出席。難役に挑んだ芳根へ向けて、石川慶監督から労をねぎらう手紙が読まれると、芳根は「こんなに必要としていただけて、こんなに幸せなことはないなと思います」と大粒の涙を流した。
原作は21世紀を代表するSF作家ケン・リュウの傑作短篇小説「円弧(ルビ:アーク)」(ハヤカワ文庫刊)。「愚行録」「蜜蜂と遠雷」を手掛けた石川監督がメガホンをとり、不老不死が現実となった近未来を舞台に、人類で初めて永遠の命を得たリナ(芳根)をめぐる物語が描かれる。全国183館で封切られ、この日は芳根、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、石川監督が登壇した。

7年ぶりの単独主演作となり、冒頭の挨拶から泣きそうな様子だった芳根。「たくさんお客様が入ってくださるのは、当たり前のことじゃないと感じています」と客席を見渡し、「これから続ける俳優人生としてもですけれど、芳根京子の人生としてもすごく大切な一本になりました」と本作への思いを明かした。
芳根へのサプライズとして、娘を演じた子役の鈴木咲ちゃんが花束を持って登場。さらに、石川監督から手紙が読まれることが伝えられると「やだー! 泣いちゃうもん、もう泣きそうだもん」と、早くも目を潤ませた。
石川監督は、オファーした当初は難しいと言われたが、諦めきれず芳根と直接話をしたこと、当時の芳根が大きな岐路に立っていたことを振り返り、「悩める芳根さんを見て、僕はリナがいると思ったんです」と振り返る。「自分にとって特別な作品のど真ん中に、芳根京子という特別な俳優が力強く立っていることが心から嬉しく、誇らしく思う」と、心のこもった手紙を読み上げられた。

「お見せできないレベルに泣いております」と後ろを向いて涙を拭った芳根は、「いつも石川監督の言葉に泣かされます。取材でも、もっともっと頑張れるなという言葉をたくさんいただいた。こんなに必要としていただけて、こんなに幸せなことはないなと思います」と感無量の様子。「このお仕事のお話をいただいたとき、この仕事が自分に向いているのかわからなかった時期で。でも、それも石川さんがすごく優しく包み込んでくださって、今こうしてここに立つことができています。石川さんは私の人生のかけがえのない存在です」と感謝を伝えていた。
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