ベネチア国際映画祭、9月に完全対面形式での実施を準備
2021年5月20日 09:00

世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭が、今年9月に完全な対面形式での実施を計画していることが明らかになった。
2020年のベネチア国際映画祭は、ほかの映画祭と同様、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて規模を縮小。ウェス・アンダーソン監督の「ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)」など多くの話題作が出品を辞退するなか、「ノマドランド」(クロエ・ジャオ監督)が金獅子賞を受賞している。
現在、映画祭側は完全な対面形式の復活を画策しており、世界から何百ものジャーナリストと映画関係者を招待し、従来通りレッドカーペット取材を敢行する予定だという。
先日、イタリアのマリオ・ドラギ首相は、観光産業の活性化を図るため、新型コロナウイルスの予防接種を受けたことを証明する「グリーンパス」の導入を発表。また、5月末までに、ベネチアのホテルの7割が営業を再開できるとの見通しを述べている。
今年のベネチア国際映画祭オープニング作品の最有力は、ドゥニ・ビルヌーブ監督の「DUNE デューン 砂の惑星」。ほかにも、「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のパオロ・ソレンティーノ監督の新作「The Hand of God(英題)」や 、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のガブリエーレ・マイネッティ監督作「Freaks Out(原題)」、「カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇」(劇場未公開)のブリュノ・デュモン監督作「On a Half Clear Morning(英題)」、「偉大なるマルグリット」のグザビエ・ジャノリ監督作「Lost Illusions(英題)」といった注目作がコンペ部門に出品される予定だ。
審査委員長は、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督。ベネチア国際映画祭は9月1~11日(現地時間)に実施予定だ。

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