肉屋から逃げ出した暴走牛VS1000人の狂人 インドの牛追いスリラーパニック映画「ジャッリカットゥ 牛の怒り」7月公開
2021年5月14日 12:00

第93回アカデミー賞国際映画賞のインド代表作品として選出された牛追いスリラー・パニック映画「Jallikattu」が、「ジャッリカットゥ 牛の怒り」の邦題で7月17日から公開される。
驚くべき視覚的トリックと奇想天外のアイデアで、インドでカルト的な人気を集めるリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督の最新作。本年度アカデミー賞インド代表作品に選ばれたほか、国内の賞レースを席巻。またこの映画の主役とも言える水牛は、ほとんどCG技術を使わず、実物の牛とアニマトロニクスを駆使して、圧倒的な恐怖と躍動感を表現。独創的なビジュアル&サウンド・デザインと、圧巻のモブ演出で世界の観客の度肝を抜いた牛追いスリラー・パニック映画だ。
舞台は、南インド・ケーララ州最奥のジャングルに位置するとある村。さえない肉屋の男アントニが一頭の水牛を屠ろうと鉈を振ると、命の危機を察した牛は怒り狂い、全速力で脱走する。ディナー用の水牛カレーや、婚礼用の料理のために肉屋に群がっていた人々が、慌てて追いすがるも、まったく手に負えない。暴れ牛は、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らす。アントニは恋心を寄せるソフィに愛想を尽かされたが、一番はじめに牛を捕まえて汚名を返上しようと奮闘。村中が大パニックになる一方で、かつて密売の罪で村を追放された荒くれ者クッタッチャンが呼び戻されるが、猟銃を携えた彼は、かつてソフィをめぐっていがみあい、自分を密告したアントニを恨んでいた。やがて牛追い騒動が、いつしか人間同士の醜い争いへと大きくなっていく。
映画評論サイト「ロッテントマト」では95%フレッシュを獲得。批評家からも「驚きとともに目が離せなくなる徒歩版『マッドマックス 怒りのデスロード』、しかもそこにスピルバーグの『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』のエッセンスを加えた圧倒的なテンション!」(ラファエル・モタマヨール/ロッテントマト)、「これはインド版『アンストッパブル』だが、暴走するのは列車ではなくて牛だ!」(バリー・ハート/グローブ・アンド・メール)、「アドレナリン溢れる社会派ドラマの渦。人間の残酷さの狂乱が、やがて獣的な野蛮へと無慈悲に変容していくこの映画は、カルト的なフォロワーを生むはずだ!」(ジェシカ・キアン/バラエティ)などの激賞コメントが寄せられている。
7月17日からシアター・イメージフォーラム他全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ブラックバッグ
【大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下】全感覚を研ぎ澄ませろ――ネタバレ厳禁の超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

ラスト・ブレス
【“地球で最も危険な仕事”の驚がく実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しい超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

トロン:アレス
【映画を変える“伝説の映画”】「アバター」「マトリックス」など数々の傑作は、「トロン」がなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント