トニー賞4冠の傑作ミュージカルを映画化!「イン・ザ・ハイツ」7月30日公開&ビジュアル披露
2021年5月1日 07:00

2008年にトニー賞の最優秀作品賞を含む4冠に輝き、09年にグラミー賞の最優秀ミュージカルアルバム賞を獲得した傑作ミュージカルを映画化する「イン・ザ・ハイツ」が、7月30日に公開されることがわかった。「世界中で最もチケットが取れないミュージカル」と話題の「ハミルトン」を製作したリン=マニュエル・ミランダによるミュージカルを、「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウ監督が映画化。あわせて海外版ビジュアルもお披露目された。
第70回トニー賞の最優秀作品賞をはじめとした11部門を制覇し、ピューリッツァー賞、グラミー賞、エミー賞で受賞を重ねるなど、社会現象となるほど人気を集めている「ハミルトン」を作り上げたミランダ。音楽家、脚本家、俳優、ラッパーなど幅広いフィールドで活躍している。そんなミランダの処女作で、自身にとって宝物のような作品「イン・ザ・ハイツ」の映画版では、原案だけではなく製作、作詞・作曲も担当し、思い入れの強さを見せた。
物語の舞台は、ニューヨークの片隅にある取り残された街ワシントン・ハイツ。祖国を遠く離れた住民たちで賑わう大通りはいつも、歌とダンスであふれている。真夏の大停電の夜、仕事や進学、恋にもがきながら、夢に向かって一歩を踏み出そうとする若者4人の運命が、大きく動き出す。「アリー スター誕生」のアンソニー・ラモスが主人公ウスナビを演じるほか、「ブラック・クランズマン」のコーリー・ホーキンズ、シンガーソングライターのレスリー・グレースらが出演している。
海外版ビジュアルには、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、大勢の人々がストリートで踊る、ダイナミックなシーンが使用されている。いまにも軽快な音楽が聞こえてきそうな、エネルギッシュな1枚に仕上がった。
本作を鑑賞した歌手のアリアナ・グランデは、自身のInstagramで「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と絶賛。新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されていたが、6月9日にニューヨークで開幕するトライベッカ映画祭でワールドプレミアを迎え、複数の場所で同時に野外上映が行われる。さらにアッパー・マンハッタンのワシントン・ハイツにある劇場United Palaceでも上映。物語の舞台であり、ミランダの長年の居住地に位置していることから、特別な上映になるとみられている。その後、全米では6月11日に封切られる。
「イン・ザ・ハイツ」は、7月30日に全国公開。
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